富士の麓便り

鳥の巣のようなものがたくさん。
やどり木です。
なぜか山中湖に多い。

やどり木は落葉樹に寄生し、
根を食い込ませて
栄養や水分をちゃっかりいただいて生きてます。

そして鳥に実を食べさせ、鳥が糞をする時
粘液性の糞がお尻からなかなか離れないので
「いや～ん」と糞を枝にこすりつける。
そうやってやどり木は子孫を繁栄させるのだそうだ。

やどり木の実
マスカット色の実をつける。



後でネットで調べたら食べられるそう。
なんだあ　食べてみればよかった。
どんな味なのかしら。

ヨーロッパではやどり木は
冬でも枯れず、大地に根を持たないところから、
不思議な力を持つ神聖な木とされている。
また、クリスマスには天井からやどり木を吊るし
その下にいる女性に対しては、
キスが許される（キスをすると恋がかなう）
という風習があるのだそうだ。