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カテゴリ:感動したTV・本・映画
ここ数週間、 怒濤のように押し寄せる仕事に アップアップしていた。 大好きなイラストの仕事だけど 目玉が疲れて楽しむことも難しくなっていた。 仕事を持つ女性は誰でもそうだと思うけど ろくすっぽ家事なんてやってない私でも 家事と仕事との間で葛藤が生じていた。 夕食後、つれあいは疲れてテレビの前で高いびき。 パソコンに向かい仕事をする私に「ピンポンポン」 洗濯が終わったと洗濯機が知らせる。 イライラ・・そして焦り・・ その時、テレビから(ニュース23) 筑紫さんの声が流れてきた。 『自分の感受性くらい』 茨木 のり子 ぱさぱさにかわいていく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにはするな 何もかもへたくそだったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ 洗濯物をハンガーにかけながら その詩の朗読が耳に入る。 「あら それって 私のこと?」 「ずいぶん きびしいのね」 ぶつぶつ言いながら聞き流していたけれど、 今日、またその詩に山ざくらさんのブログで出会ってしまった。 ユーミンの唄にもあるけれど 目に映るすべてのものがメッセージだとしたら これは もう私へのメッセージそのものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.23 13:19:17
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