Der ehrliche Pfeil - Spur einer Reise

始まってしもうた、ワールドカップ＠2006。

サッカーの知識がほぼゼロに等しい（あの網にボール入れたら点入るんでしょ、的なレヴェル）私は、今日の開幕を迎えるまでじわじわ、ぐんぐん、盛り上がる人々と、街のあちこちに建てられるW杯グッズショップ・ほぼ全てのレストランで見られる「W杯うちで見られます！」の立て看板を横目に、完璧にこのエキサイティングな波に乗り遅れた感があるうちの一人。

我が家のはす向かいの居酒屋でも仮設スクリーンが建てられ、そしてそのスクリーンと周りの暗幕は居酒屋前の広場中央にどっか～～～～んと位置しており、更にはそのスクリーンで自宅の正面玄関前の自転車置き場がすっぽりと覆われているではないの！！

うちのアパートの住人は、そのスクリーン後方、でかいステレオの横をちぢこまって通り抜けなければ家の玄関へ入れない寸法････

これが1ヶ月続くのか･････

今日は開幕戦、しかもドイツ対コスタリカ。

普段寡黙でちょいネクラぎみ、とまで言われる一般的独逸人のストレスのはけ口トップ3に間違いなく君臨するであろうサッカー観戦（次点ではアウトバーンを150Km以上で車をぶっ飛ばすというところか）、ちょうど外出していて街中を歩いていた私は5秒に1回繰り返される人、ひと、ヒトの

ぅぎゃ～～～～！
うおおおおおおおぅぅぅう！！

やぁぁぁぁぁ～～～～～（Ja＝Yes）！！！！！

の怒涛の叫びの波にほとほと閉口。

あの波のなかに自分も入ってしまえたらどんなに楽しいことか････
それが分かるだけに、今更ルールも分からずにペイントしてT-comのユニフォーム着て街を練り歩くなんて、出来やしまい･･･出来やしない･･･････

それでも、後から思い出して
「あぁ、あの2006年のドイツのワールドカップの時、あそこにいたなぁ」
なんて回想できるだけの大きいイベントではあるのだろう。
1回くらいはどこかの居酒屋で波に飲まれてみようか。