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カテゴリ:読書
■今日の読書
「成功術」に関する本は世の中に溢れているが、中には胡散臭いものもある。 しかし、今回読んだ本は、ごくまっとうな、浮ついた感じのない成功術の本であった。 「成功術 時間の戦略」鎌田浩毅 文春新書 世界的な火山学者が書いているところが面白い。 鎌田さんは、京都大学の総合人間学部の教授であるが、ある意味、大学教授っぽくないというか、いい意味でわかりやすい表現で読みやすく作られている。 9つの戦略から本書は成り立っている。 1.時間管理の戦略 2.人に負けない武器を持つ方法 3.人間関係の戦略 4.フレームワーク利用術 5.戦略的な読書家になる 6.効率的に教養を身につける方法 7.無意識活用法 8.クリエイティブになる方法 9.「オフ」の戦略 これは大学の講義で話したエッセンスをまとめたものというから、随分母校も変わったものだ。 僕が大学生の頃はつまらない授業のオンパレードだったのに。 1.時間管理の戦略では、時間を「活きた時間」と「死んだ時間」に分け、「活きた時間」を過ごすことこそ、人生を豊かにする秘訣だと説く。 「活きた時間」とは変化し続けるもの、「死んだ時間」とは惰性で過ごしている時間である。 「活きた時間」を過ごすには、常に「いまここで」やるべきことか価値判断し続けなければならない。 2.「オンリーワンになる」では、まず、「何かの世界でスペシャリストになり」、専門の幅を広げて、「世界に通用する専門家」になり、「オンリーワン」になるという3つのステージを、例えば10年+5年+5年で目指すことを勧めている。 3.「戦略的な読書家になる」では、深い読書は人間を変えることを説く。本との偶然の出会いが人間の行動を変える。素晴らしいことだ。 4.教養があるものが最後には勝つ。人物の広さは、教養の深さと比例する。でも一朝一夕には身につかない。 5.クリエイティブな仕事を成し遂げるには、物事を俯瞰し隙間を見つける、直観を発揮して物事の大局をつかむ、当たり前を疑う、無意識にゆだねる などなど、ここではすべてをご紹介できないが、良書であることは間違いない。 理系の人による意外性のある、でもまともな成功術の本である。 ■7/14の凡事徹底 △靴をそろえる ○いい笑顔を心掛ける ○朝晩1分間心を鎮める ○毎朝神棚の水をかえる、そして、神様に感謝の気持ちを伝える。 ○ブログを書く ×年間目標の確認 ×真向法 ○気持ちいい挨拶の励行 ○時間厳守の徹底 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.07.14 23:43:24
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