日産自動車について
ゲンダイネットより引用です。日産 苦渋の選択“リチャード・ギアよりも中国が大事”2008年03月28日10時00分コメント(12) トラックバック(7) ブックマーク リチャード・ギアといえばご存じ、ハリウッドの大物俳優。そのギアのCM起用を日産がドタキャンした。今後、ギアと日産の間でひともんちゃく起こりそうな気配だ。 同社がギアに出演依頼したクルマは「ティアナ」。大人の高級セダンをコンセプトに03年に発売された人気車種だ。業界関係者が言う。「日産はギアの洗練された雰囲気を評価して起用を検討。出演交渉を続け、3月7日に採用を決めた。予定では3月下旬に正式契約を交わし、4月9~11日に撮影を行うはずでした。契約金は160万ドル(約1億6000万円)とみられています」 ところが、この動きに水を差す事件が起きた。チベット暴動だ。騒乱は3月10日にラサで始まりチベット自治区から一気に拡大。一説に死者130人とも伝えられる。 この暴動がなぜ、日産を及び腰にさせたのか? 実はギアは以前からダライ・ラマを熱心に支援し、中国政府批判を繰り返してきた。93年のアカデミー賞授賞式では「中国政府がチベットを抑圧している」と発言。今回は北京五輪ボイコットを呼びかけている。「そんなギアを起用したら中国政府の反感を買うのは必至。日産は2月末に中国での08年度の販売目標を50万台と発表した。中国政府を怒らせてしまったら目標達成どころか、中国市場から追い出されかねないと懸念し、18日に中止を決定したようです。正式契約の直前だからサインはしていませんが、実際は契約を結んだも同然。ギア側は“約束を破られた”と不快感を示し、法廷闘争の構えを見せているとか。仮に日産が160万ドルを払ったとしても、さらなる違約金を要求してくるかもしれません」(前出の関係者) 日産広報部に事実関係を問い合わせたところ、「コメントできません」との回答だった。 チベット暴動と中国政府の板ばさみで苦しむ日産。事前のリサーチが甘かった。【2008年3月25日掲載】先日の新車開発にウェブから情報収集するという記事といい、この記事といいこの会社はまだ内部に問題を抱えている印象を受けます。普通、マーケッティングの段階でどのタレントを使うべきか気づくはずなんですが…。折角いい製造技術を持っているのにマネジメントがついていってない気がします。