11/26の日記(再掲載)
今朝の日記の続きです。このブログで挙げている例を挙げると、毎度毎度同じテーマで申し訳ないですが(笑)1.「地球温暖化対策にCO2削減」2.「政府に800兆円の借金があるから日本財政は破綻するという理由での日本財政破綻論」3. 「安易な日経新聞記事の妄信」4.「日本ではインフレリスクがあるからその対策に株を持ち続けるのが資産保全に有効。」これら4点のどれかを真剣に唱え,盲信している人は真剣でないか(それならまだいいです。)或いはどこか考える能力に問題があるか或いはそのものが欠如していると考えます。というのも、この4点については共通点があるからです。それは、1.テレビで盛んに放送している、或いは新聞、政府が盛んに宣伝している。2.しかし、それにはそれを成立させるべき合理的かつ具体的な根拠がない。或いは十分ではない。3.しかも2.の情報はこのご時勢マウスを数回クリックすれば簡単に入手できる情報がほとんど。中には高校卒業レベルの知識が必要なものもありますが、世間一般の常識に少しばかりの想像力があればある程度トレンドが予想できるものもあります。言い換えると、基本的な知識、経験が正しく備わっていれば、そう難しい知識や思考手順を踏まなくても方向さえ間違っていいなければある程度正しい答えにたどり着くことは可能だということではないかと思います。 最近、重要なのは高度な思考方法だけではなく、その思考の方向づけを間違えないことではないかと感じ始めています。その具体的な判断方法や訓練方法はまだ日本では系統だって確立されていないような気がしますが(ただ単に私が知らないだけかもしれません。ただ、ひょっとするとアメリカのMBAあたりではそういう教育方法がすでにあるんじゃないかという気もします。)いずれは問題解決手法などの思考法の少し先にある思考の方向づけについての研究、具現化が一般化する時代が来るような気がしています。