仙台滞在にて感じたこと
昨日仙台を発ち自宅に着きました。今回一週間仙台にいてあまり報道されない事で個人的に感じた事を書こうと思います。1.被災地とそうでないところの差が激しい。これは、現地に行って真っ先に気づくことだと思います。今回の震災の被害が津波によるものであることをあらわしていると思います。 2.東北の人達は親切な人が多い。今回最も強く感じたことがこれです。被災された方の話を聞く機会が何度もありましたが、震災から一ヶ月たっているからかも分かりませんが、(個人的にはそうでないと思いたい)震災の状況や被害状況について、割と明るい表情でお話される場面が多かった印象を受けました。これは本心からではなく、周りに気遣おうという気持ちの現われではないかと思っています。また、それ故に被災の正しい状況が周りに伝わりにくくしているかもしれないと感じました。また、今回最終日に仙台郊外のある場所に赴き、そこから仙台駅に戻るバスに乗り遅れ、あわや空港に間に合わないという状況になった時に手を上げて道行く車に最寄のタクシー 会社を聞こうとしたら、若い女性の方が止まってくれて、更に車に乗せていただき、先ほど乗り遅れたバスを追い越し、その先のバス停で下ろしてくれるということがありました。これは私の地元ではまず考えられない事で、驚きました。正直被害状況があまりに大きく、完全復興には7~8年くらいかかるのではないかと思いました。そして、ちょっと矛盾するのですが、現地の方の我慢というか他人に対する気遣いの部分はもっともっと他の地域の方々に伝えてもいいんじゃないかと感じています。そういった状況を踏まえて私たちはどういう支援、応援が適切なのか考えてもいいんじゃないかという気がしています…。