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カテゴリ:坂上琴の周辺
広島・流川の外れ、飲み屋街の場末にあるストリップ劇場「広島第一劇場」が1月いっぱい、31日限りで閉館する。
昭和50年の開館というから、四十年余り、広島のスケベや酔客の劣情を満たしてきたわけだが、施設も老朽化し、客も減って閉館やむなきに至ったらしい。 全国のストリップ小屋の衰退は、風営法の施行と、インターネットの発達が原因だと言われる。風営法で新規出店や改装リニューアルが難しくなった。加えてインターネットでエロい画像、動画はタダで見ることができる。4000円も5000円払って劇場に足を運ばなくても、というわけだ。 最盛期に全国の温泉場を含めて200軒ほどあったストリップ劇場は、今や20軒余り。中国地方ではこの広島第一劇場が唯一だった。いうなれば、中国地方、広島で唯一のストリップの灯が消える。 広島第一劇場という名称でわかるように、第一劇場グループは、福山や高松にも小屋を持っていた、その第一劇場グループの最後の一館が無くなる。 そもそも、パソコンやスマホでエロイ画像を見て、劣情を催すのだろうか。坂上琴は、たたない。薄暗い小屋でお姉さんの踊りを見て徐々に気分が高まり、最後のオープンで間近に対面してこその、感激だと思っている。 今時分、そんなことを言っているのは、雄のシーラカンスか、坂上琴くらいだろうか。 はてさて、あすはどうして過ごそうか。原稿を書いていても、場末の朽ち果てた小屋が寂しくフィナーレを迎えるさまが、頭を離れないだろう。脳の中を村下孝蔵の「踊り子」がリフレインする。場末の踊り子をヒロインにした珠玉の短編に挑んでみようか。 https://www.facebook.com/hiroshimadaiichi/photos/pcb.1533xxx-xxx-xxxxx/1533xxx-xxx-xxxxx/?type=3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.30 18:19:44
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