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テーマ:着物(543)
カテゴリ:着物・和裁
お宮参りの時の産着を、七五三用に直して着られる事が多いと思います。 先日、親戚から頼まれたので、出来上がりを撮らせてもらいました。 少々縫い方なども書いてみたいと思います。 産着の場合、大名袖といって袖口側が底まで広く開いているので、 普通の着物みたいにしないといけません。 袖付けの胴裏側、または振りを少しほどいて、袖底の縫い代を引っ張り出します。 袖丸(好みで1寸5分~3寸位)の印をひいて丸みをしぼります。 表に返し、山から袖口4寸(15.2cm)を計り、 その部分から下、袖丸までの間をくけて綴じてしまいます。 最後に、ほどいた所をくけてふさぎます。 長襦袢も同じように丸みを作りますが、袖口は開けておいていいと思います。 重ねの袖が付いている場合は、外します。 衿には太めの長い紐が付いていますが、 着た時に見えてしまうので、これも外します。 身丈と裄は、着てみて長い分を縫い上げします。 腰揚げの上前部分は、画像のように2つ位タックをよせて 衿が一直線になるようにします。 下前は平たく縫い上げして、段になったままで大丈夫です。 肩の揚げは、肩幅の中心あたり(紋が折れる場合はずらす)をつまみます。 後側は、袖付け位置くらいまで、縫い止まりはカーブをつけます。 (見えにくいのでオレンジ色で書いています。) かがんだ時など布が引っ張られて裂けるのを避ける為です。 前側は、袖付け位置でつまむ分量を肩より半分に、斜めに縫います。 長襦袢も同様です。 あと、掛け衿をかけますが、小さいのでいつも胴裏の残りなどを利用して付けています。 以上参考になれば、と思いますが 他のやり方や、もしも間違っている所があればお教え下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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