ねちねち2
G会でも激しく例会山行に参加し、華々しい足跡を残してきた先輩がいる。やまやろうでは足下にも及ばないレベルの岩・雪を実践していた。そういう方でも、家庭を持つとなかなか参加できなくなるようだ。一緒に山に行ったのはほんの数回しかない。記録にその名を数多く見る別の方も、やまやろうが入会した頃には全く顔を出していない。人生とはそういうものか。三度の飯より山が好きでも、諸般の事情で離れざるをえなくなることがあるのだ。G会に復帰できたとしても、年齢が上がり体力が低下してやりたいことができないかもしれない。やりたいことはやれるうちにやっておかないと、後悔することになる。かといって家庭があるのに山三昧だと、三下り半。兼ね合いが難しい。I田さんも新年コンパで言っていたが、細く長くが理想のようだ。あまりに激しい山行ではすぐに燃え尽きてしまう。歳いっても山で楽しむためには、じりじりと情熱の炎を絶やさぬようにする必要があるのだ。年齢相応の激しい山行は、年に1、2回やっておいて思い出に残るようにしておけばいいのでは。毎回そういう山行ではじきに燃え尽きる。だから、I田さんの考えには基本的には賛成である。やまやろうは、やりたいことはたくさんあって、いまは不完全燃焼の気持ちもあるが、山行達成には年齢の他にも天候や同世代の仲間の有無も関係してくる。会の志向もある。運に左右されることが大きい。最近は自分はこの程度の山行しかできないとあきらめているところもある。そんな状況でも、その場その場で自分が最高のパフォーマンスを発揮できればいいのでは。高望みはしない、人間一生のうちで大したことはできないのだから。