3歳児親子ふれあい村にて、前沢遡行
むすこが「待ち遠しくてどうにかなっちゃいそう」だったイベントがやってきた。3歳児親子ふれあい村 パパママキッズDEトライ&トライ(魚津市教育委員会主催)国少で親子で自然の中で触れ合えるというもの。なかなかに希望者が多く、大型バス満員御礼のイベントであった。バスには、3歳児(満4歳児含む)親子とボランティアの付き添い若人、それに責任者などで補助席までいっぱい。魚津市役所に集合して出発。一親子には一名のボランティアスタッフが付く。やまやろう家にはT大のあやかさんが付いた。背が高くてモデルさんみたいだ(おやじはうれぴー)。一路、立山青少年自然の家へ。まずは全体ミーティング。午前中は3歳児を率いた森の中の冒険。隊長である岩城先生のお話が始まる。むすこよ、ちゃんと聞かれま。この後、自分と父ちゃんが離れて行動すると知ったむすこは、急にぐずり出した。こうなるだろうと思って言わなかったのであるが、「(お父さんと離れるなら)行かん」と泣くものだから、是が非でも行ってもらわんならん親としては、困ってしまった。スタッフの方は「こういう子は、午後になると元気になるものですよ」とよくあることと慰めてくれた。とりあえずむすこと冒険の入り口(トントンの森)までは付き添った。写真を撮るふりをして、徐々にむすこと距離を置く。そしてスタッフとあやかさんに抱きかかえられながら、むすこは森に入っていった。入ったからには後戻りはできない。泣いてもわめいても進むしかないのだ。後から話を伺ったが、むすこは泣き尽くしたようで諦めたようについてきたそうだ。それでも最後はトンボを追いかけるくらい元気になったみたい。やまやろうはというとお勉強。伏黒先生の楽しい育児のお話。おおらかな気持ちで見てやらないと、キレたり自信を失ったりする子供になってしまうのだそう。怒ってばかりいたがもう少し伸び伸びさせてやろうと思った。正午前にむすこと再会。それなりに楽しんでいたみたい。昼食はバイキング。あやかさんと3人で卓を囲む。あやかさんは来年小学校の先生になる大学4年生。だからこういうイベントに参加したのね。むすこは照れておねえさんの名前を呼ばないのだ。隣の子なんか「○○ねーちゃん」とか自分担当のボランティアに気さくに呼びかけているのに。晩生ね。午後からは親子で沢歩きだ!これはむすこも楽しみにしていたようで、うきうきである。やまやろうも一応沢登りの気分で参加している。大人は石を伝えば濡れないと知らされていたので、やまやろうは登山靴にしたわけであるが、むすことじゃぶじゃぶやるために沢靴も検討していた。嫁さんの嘆願でやめたが。60名有余が鈴なりで入渓。国少の定番コースになっているようだ。前沢と名付けられている小さな沢だ。子どもでも危険なく楽しめる沢である。入渓途端に棒切れをせがむむすこ。そうね、冒険には棒切れが要るよね。折れた所を取り除けとか泥の付いた所を洗えとかなかなかにうるさい。そんな綺麗な棒があるかい。午前中のうべうべなむすこは、午後には一変、率先して進む。なんだこういうところが好きだったのか。靴が濡れることおかまいなしでジャブジャブ水の中を歩いていく。むすこの意外な一面を見た。水遊び自体が気に入ったようで、沢の水たまりごとに身体を浸ける。着替えがあるから心配はいらないが、肩まで濡れて楽しんでいたのはあなただけです。ついにはお風呂状態。沢の前後では「おかぁちゃーん」と阿鼻叫喚が繰り広げられているのに、むすこは何処吹く風、一人でじゃばじゃば楽しんでいる。むすこには沢、むすめには岩をやらせようか。沢の終盤には木のハシゴがある。自力で何とか越えてくれた。詰めたところが林道。いやー楽しかった。やまやろうはついつい山菜を探してしまう(あったが採らない)。イワナもいたようだ。こんな小さな沢なのに、自然がいっぱいで驚く。むすこにとっては随分勉強になったろう。帰りは今来た沢を下りたいとだだをこねる。そんなに沢登りが楽しかったか。何とかごまかし林道を歩く。林道起点には大木に設けた滑り台とブランコ、ターザンロープがあった。ここで全員休憩兼ねて遊ぶ。むすこもおっかなびっくり大木にハシゴで登り、滑り台で遊んだ。この立派な大木もカシナガに半分やられていた。枯死も時間の問題であろう。無事に国少に戻り、着替えてスッキリ。お土産のバルーンアート(父手製)をもらってご機嫌。帰りのバスでころり寝るかと思いきや、ドラえもんDVDに釘付け。あやかさんとは市役所でさようなら。本江小学校で再会できるかな?