ドライブして、のとじま水族館
年末にかけて家族で過ごせる時間も余り持てないので、週末はできるだけお出かけするように方針を修正した。手始めに、気になっていたのとじま水族館。高速を使って、魚津から2時間15分くらい。新聞のチラシの割引とホームページの割引を最大限活用した。入口すぐのジンベエザメ館に先ず圧倒される。当水族館の目玉が、青い照明の下で悠々と泳いでいる。むすこむすめは当然興奮しているが、1歳の次男も食い入るように魚を見つめて、喃語を喋り続けている。そやね、面白いね。じっくりと見ていたいが、ショータイムが近づいていたので、また来ることにして先を急いだ。アザラシとのふれあい体験では、一番乗りして並び、背中に優しく触った。やまやろうも体験したが、アザラシの背中は湿っていて張りがあって魚臭かった。各ショータイムは時間差がついていて、無理なく回れるようになっている。やまやろう家はそのスケジュールに従って、館内を移動した。写真の、魚の群れと海草の森では、富山の海にもいそうな魚達だらけで興味深く見ていた。マイワシの群れの塊はひとつの生き物のようで迫力があった。イルカたちの楽園は海中トンネルとなっている。イルカやウミガメなどを見上げる機会はそうそうないだろう。次男もこれには目が釘付け。ジンベエザメとともにメインイベントなのがイルカ・アシカショーである。館内の他のお客さんも続々と集まってくる。夏休みを過ぎているから座れないということはない。この時期はこういうところを巡るのにちょうどよい時季かもしれない。イルカのジャンプは豪快である。合図に合わせての動作は格好いい。カメラで追ってばかりであったが、これは自分の目で見て網膜に焼き付けるべき光景であった。もっとじっくり見ればよかったと後で思った。G12は連写が弱いので被写体は一撃で捉えないといけない。シャッター半押しでイルカの跳躍を待つのだが、どこに出てくるか全く分からないので勘だけが便りだ。そういった中でもベストショットは何枚か撮れる。もっと寄った写真にしたい気持ちもあるが、予測不可能な被写体を追うにはこれくらいの画角が限界であった。短い時間で昼食。嫁の握ったオニギリだ。この後もラッコのお食事タイムが待っていたので余りのんびりとしては居られない。ラッコ水槽はガラスが汚れていてよく見えない。せっかくの可愛い姿(かなり大きいが)も、写真にするとボケブレがひどくて満足できない。飼育員の丁寧な解説はよかったのだが。本館に入り魚類の展示を見る。ドクターフィッシュ(ガラ・ルファ)が体験できる水槽があった。チェンマイでも見たが、実際にやってみるのはやまやろうは初めてである。くすぐったいというか気持ちいいというか。これはまあアリだ。むすこはとってもやりたそうであったが、怖くて結局最後まで試すことはできなかった(痛いの嫌い、イメージ先行)。痛くはないのだが。マリンガールによる餌付けもショータイムのひとつ。餌を持つ手のそばに恐怖を感じるほどに魚が集まってくる。中にはサメもいるわけで、指をかじられないように個別の給餌がなされていた。一緒に記念撮影もできるが、むすこはここでもビビって止めた。不思議な水槽では、水中にいるような感じで写真が撮れる。むすこむすめも嬉しそう。水槽の横には幾つか穴が空いていて手を入れることができる。何故海水が漏れないかは現地で確かめてみよう。その隣にはクラゲの光アート。幻想的な空間が待ち構えていた。真っ暗な館内にクラゲの入った円筒が並ぶ。明かりはだんだんと色を変え、見た目の印象を刻一刻と変化させる。色んなクラゲが入っていたが種類は様々。どれも光が当たると美しい。同じクラゲでも光の色によってイメージはガラリと変わる。漆黒の星間を進む宇宙船と思えてしまうのはやまやろうだけであろうか。癒される空間である。むすめはクラゲになりたいとのたまう。かくいうやまやろうも小学生の時は雲になりたいと思っていた。のと水の中では一番大人受けする展示であろう(子供も喜んでいたが)。最後は土産を買うことになる。むすこは記念メダルを館内を歩いている時に既に入手。むすめは特に欲しいものはないのだが、何かは欲しい。キラキラしたものが現時点でのお気に入りなので、透明プラのアザラシストラップ2本セットにした。次男にはお魚の絵の付いた靴下。気に入ったようで買ってからずっとあむあむです。やまやろうは土産なし。日本酒が置いていない。結局5時間滞在していた。帰路は下道のみで魚津まで帰る。所要時間2時間半だから高速を使った往路と余り変わらないのだ。ドライブは長かったが辛さは余り感じなかった(運転好き)。こらどまの記憶に何かが残ってくれたらいいが。