正月合宿(布施川ダム-小杉谷右岸尾根-烏帽子山-宇奈月尾根-宇奈月温泉スキー場)一日目
今年はA隊(リーダー・S竹会長、Nとさん、K山さん、やまやろう)とB隊(リーダー・山ちゃん、N島さん、松っつあん、ぬまつち、Mし君、T中さん、tのさん)が出た。僧ヶ岳の稜線上ですれ違う、交差縦走を計画。A隊は布施川ダム入山、B隊は宇奈月ダム入山である。4:00 会館起床。軽二台で布施川ダムへ向かう。ちょうど除雪中で、除雪車の後についていく。運転手に話を聞くと、ダム職員は来ないが正月でも道路の除雪は行うとのこと。誰も来ないので管理事務所の軒下に駐車する。粉雪が舞う、気温-0.4℃、準備をしていたら明るくなってきた、曇り空。6:57 出発。林道の積雪は30cm。寒さは感じない。歩き始めて1時間後くらいから雪が降る。8:25 はなの滝の石碑前で休憩。雪は降り続く。カモシカが目の前の林道を飛んで横切る。ジャケットがなければ降雪で濡れるし着れば運動発汗で暑い。ジャケットのジッパーを全開にして歩く。手の防寒は、薄手のウール手袋に防寒テムレス。手指は冷たさを感じないが、足指が冷たい。休憩後に雪は止み、日も出てきた。9:06 林道はヤブの出る廃道に変わる。9:23 前僧ヶ岳が見えた。10:07 710標高点の西北西に伸びる谷を通過。富山湾が見えた。新雪で真っ白になった尾根を見て、思わず声を上げる。その先の谷は空荷ラッセルしてヘアピンカーブをショートカットした。その先の道は、710標高点を反時計回りに尾根を避けている。遠回りになるのでスギ林の中を登る。11:47 上部のヘアピンカーブに出たところで昼食。ここからは尾根歩きとなる。寒さを紛らわすために、食後に空荷で道をつける。昼食後から再び降雪。尾根歩きでは空荷ラッセルをひたすら繰り返す。14:00 小杉谷右岸尾根標高990m地点でテントを張ることにした。幕営地には40cmほどの新雪があり、ふかふかで整地しにくかった。14:50 全員がテントに入る。下半身の雨具に着いた雪が体温で融けて、中のフリースパンツが濡れた。テント内で染みて寒い。ガスバーナーでテント内の気温が上がると、雨具から水蒸気がどんどん出てくる。靴下は予備に替えたが、フリースパンツは体温で乾かすしかない。冷え切ったカメラをテント内で使うとすぐにレンズが結露する。ウール手袋を被せてジャケットの胸ポケットに入れ、カメラを少しずつ温める。携帯電話の電波が通じるので、SNSにて現在地を投稿しておく。これは意外と大事なことなのだ。夕食はモチ二個とそば(具はわかめと油揚げ)。バーボンを200ml飲んでいい感じになった。19:10 就寝。小用で外に出たら夜景が綺麗に見えた。