VBLシステムを剱岳・早月尾根で使ってみた結果。
良い!辛い足冷えから解放された。2018年末の宇奈月尾根で、すでに実践済みである。今回さらに厳しい条件の早月尾根とあって、準備しておいた。VBLシステムとは?VBLとはVapor Barrier Linerの略で、アラスカなど極地で採用されている防寒システムであり、「人間の皮膚は100%湿度が飽和して蒸れている状態では、それ以上汗をかくことがなく、かつそれがもっとも体温低下を抑えることになる」という理論にもとづくものです。というもの。特別な道具は要らない。レジ袋があればOK。昨今レジ袋はスーパーで配布されないので、買ってみた。それが、ダイソーで見つけた、取替用携帯ゴミ袋1ロール12枚入り3本セットだっ!サイズは33×22cm。これだと、くるぶしまでしか入らないが、VBLシステムには問題なかった。VBLシステムの使い方(やまやろう版)(1)ゴミ袋を裸足に履く(2)ウールの靴下を履く(3)ゴミ袋をさらに履く(3)は要るのか?と思われるが、登山靴の濡れから靴下を守るということと、VBLシステムを高めるという目的がある。あと足の靴入れ性が向上するというどうでもいいメリットもw半乾きの靴下でも、このVBLシステムを使えば、厳冬期登山も耐えられる。やまやろうは剱岳アタック日に使用した。登山靴は半分凍っていたが、冷たさを感じるものの耐えられないものではなかった。行動するにつれて暖かささえ感じ、「靴下乾いた?」と錯覚するほどだ。冬季登山にて足冷えに悩んでいる方には超絶お勧めしたい。全然違うから。デメリットは靴下脱いだ足が猛烈に臭いw