テーマ:キャンプを楽しむ方法(4756)
カテゴリ:沢登り
弥太蔵谷・瀬々薙谷の遡行では 暖をとるために焚火を熾した。 火床が安定していたから、湯を 沸かすのにも使われた。なので EPIボンベの節約にもなったな。 薪の組み上げは、なぜかやまやろう が担当。焚火の専門書を読了して いるからなw その知識を実践してみる。昨年の 釜谷遡行でも書いているが、今年も 改めて紹介してみよう。 ラーシュ・ミッティング、朝田千惠=訳 「薪を焚く」 上からの火付け(上面着火) (1)谷底を作る: 薪を一段か二段ぴったりとくっつけて 置き、底になる部分を作る。 (2)谷間を作る: 谷底に中割りサイズの薪を二本置く。 新聞紙を火付け材に使う場合、この薪は 10~15センチ隙間を空けるが、着火剤や 火が長持ちする火付け用マッチを使うなら、 そこまで空ける必要はない。 (3)谷間を埋める: 新聞紙を丸めたものや木屑、着火剤、 火付け用マッチ、あるいは樺皮などの 火付け材を谷間に入れる。 (4)橋を架ける: 指の太さの焚き付け用の細い木の棒 (野外なら細い枝)で谷に橋を架ける。 通常三、四本あれば足りる。木の棒同士が 隙間を作らないよう、寄せて平行に置く。 (5)橋の上に「ばあさん」を置く: 橋と交差するように細めの薪を一本置く -大きすぎる薪はだめだ。この薪が 「ばあさん」で、橋は「ばあさん」の重み でその位置が保たれる。 (6)橋に火を付けて燃やす: 火付け材に点火すると、やがて橋(焚き付け 用の木の棒)に火が付く。木の棒がぴったり 寄せて置かれていることで、橋全体に火が 速く回り、しっかりとした炎が上がる。 橋は宙に浮いているので下から空気が たっぷり入り、着火剤もひとつで足りる。
(3)の、初期段階の焚き付けが、どれだけ 乾燥しているかが重要だ。ここが濡れていて は炎は広がらないのだよ。 まあここは、着火剤とかメタとかほぐした 麻紐とかでも代用は可能だ。 (4)の、細い木の棒は、量が必要だ。ここを どれだけ確保できるかで、焚火が続くか どうかが決まる(心配性です)。 太い薪が乾燥するまでは、このサイズの薪で 炎を繋ぐことになるのだ。ここが乾いている 方が焚火薪としては安心できる。 太い薪については、炎が安定した時に周囲に 置いて乾燥しておけばOK。 薪集めは、後からやるのは大変手間なので、 明るいうちに、酒を飲まないうちに、可能な 限りかき集めておくことを勧める。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/10/14 09:54:04 PM
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