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カテゴリ:混在する思い
小学生の頃、父が怖くておめでとうが言えなかった。
こっそり父のズボンに「おめでとう」と書いた紙切れを入れた。 父は嬉しかったのだろう、酔って話しかけてきた。 だけど私は怒られるんじゃないかとビクビクしていた。 話しかけられても緊張した顔の私に父は機嫌を悪くした。 中学生の時はプレゼントを買ったが渡せなかった。 出入り口のすぐ傍にある室外機の上にプレゼントを置いた。 気づいてくれることを期待していたが そのままそこで朽ち果てていった。 現在私から父へのプレゼントは 息子に電話をかけさせて「おめでとう」と伝えること 父はとても上機嫌で息子と話をする そしてやっぱり私はおめでとうが言えずにいる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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