阿蘇山
阿蘇山は、今回がはじめて。何年か前に九州一週旅行したときに熊本空港-阿蘇山-高千穂-宮崎青島と行く予定であったが、天候不順で熊本空港に降りられず(当時有視界飛行のため)福岡空港に降り、時間がなくそのまま宮崎青島まで直行。今回はリベンジ。鹿児島から熊本に向かう電車で時刻表で時間を調べたが、どの位で行けて何時に帰られるのか皆目分からない状態で熊本駅についいた。 時刻表調べ春愁あふれくる観光案内所に向かい聞いてみたら観光バスはなく自分で行かないといけないと言い一枚の時刻表を呉れた。電車、バスの時刻が連絡良く書かれていて一安心。ビジネスホテルに一泊し朝7時に出発。熊本から阿蘇駅まで2時間弱、バスで40分くらい。スイッチバックの駅を通過。のんびりした電車だ。 つつじ咲くスヰッチバックの駅ホームだんだん阿蘇が近くに見えてくる。阿蘇山を取り巻く外輪山が今まで見たことのない光景を醸し出している。 夏めくや阿蘇一周の外輪山一定の高さでぐりると囲んでいる。阿蘇駅のホームから見た外輪山。帰りに右のレストラン(駅の食堂)でちゃんぽんを食べた。駅の前のお土産物屋さんは廃業していた。駅から見た阿蘇山の一岳。阿蘇山があると思っていたら「阿蘇山」はあくまで俗称であり、正式には阿蘇五岳(あそごがく)という(現噴火口のある山は「阿蘇中岳」)。阿蘇五岳である高岳(1,592m)を最高峰に、中岳(1,506m)、根子岳(1,408m)、烏帽子岳(1,337m)、杵島岳(1,270m)といった1,000m級の山が連なる。だそうだ。バスに乗ってその一岳である中岳(現噴火口のある山)へ一目散。そしてロープウェイに駆け込む。あれ!だれも人がいない! 夏岳や人寄せ付けぬ噴火口有害ガスが出ていて立ち入り禁止!ガク!ガク!噴煙が出ているところが中岳。帰りのバスまで2時間もありどうようしようか!と考えとりあえず馬肉の佃煮とソーセージを買って外に出た。(馬肉の佃煮、ソーセージは????の味だった。まだ残っている。) しょう油焼きの匂ひ立ち込め夏めけりとうもろこしやイかの焼く匂いがぷーんとする。何もやることがないので草千里まで歩くことにした。途中、いくつかの花が咲いていた。 火の山の火口はるかに残花なほ鴬の声も。 老鴬や阿蘇の五岳にこだまして草千里。 揚雲雀草千里より翔び立ちぬ 草千里の真中に立ちて風薫る 春惜しむ刻を忘れて草千里 雲もなき五月の空の草千里草千里のすがすがしさを後に帰京の途に着いた。阿蘇駅-熊本-博多ー東京と乗り継いで帰った。 行春や十時間乗る旅列車帰ったら旅疲れで3日間昼寝・夜寝、昼寝・夜寝、昼寝・夜寝だった。阿蘇・中岳の音入れ。阿蘇山の中に立つと山というより高原に来た感じがする。ちょっと拍子抜けしたような感じだ。