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カテゴリ:伝統・民芸・芸術
以前から、シーサーについてまとめようと思いつつ、
なかなかまとめられてなかったので、少し調べたりしました。 シーサーといえば、今や沖縄の代名詞のようになりつつありますね。 「おいシーサー」とかくだらないオヤジギャグまでできるほどですね^^; さて、シーサーの歴史はどんなでしょうか? 少しまとめてみましょうね。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ まず、シーサーのルーツはエジプトのスフィンクスか? という一説があるそうです。 琉球王国の、大航海時代(14世紀~15世紀)に、 エジプトと中近東、シルクロードを経由し、中国から琉球へ入ったようです もともとシーサーを置いた目的は、権威の象徴、火伏せ、悪霊除け、装飾、 などなど、色々あったようです。 確かに中国とか、アジアチックなイメージもあるシーサーですが、 大きなシーサーは権威の象徴のような気もしますよね。 中国のお金持ちの家とかにありそうです(推定) 火伏せとは、火事よけということですが、 17世紀の後半に、東風平(こちんだ、と読む沖縄の地名です)で、 火事が頻発し、困っていたときにシーサーを作って奉ったところ、 火事が起きなくなり、それが沖縄本島、離島に伝わり、広まったそうです <ちゅらグループ 沖縄シーサー館より> ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 今では、沖縄の風土、習慣の中で、厄除け、権威の象徴、魔よけ、招福等、 色々なお願いがかけられているようです。 中国から伝わる風水の考え方としては、 東北に向けると暴風・災難を除く、南に向けると火伏せ、 という考え方もあるようですが、今は置く家の人の気持ちしだいで、 自由に好きな場所において、好きな願いを込める、 その人の気持ちが大切だとされているようです。 口をあんぐり開いているほうが、メスで、右において福を呼び込んでいる、 閉じているほうが、オスで、左において災いを家に入れないように威嚇 といわれていますが、どちらがオスでどちらがメスかという論議は、 いまだにされているようです。 確かに口をあけているのも威厳があって男らしいですよね~。 でも、私も口をあけているほうがメス、と以前どこかで読みました。 さて、私が以前に読んだ本「陳瞬臣」さんの「沖縄の歴史と旅」では、 シーサーは昔は地上に座っていたが、 人々の願いから徐々に屋根の上に乗ったとされている。 沖縄の人にとって台風は、大切な作物をだめにしてしまうものであるが、 同時に、暑い沖縄に潤いを与えてくれるものでもある。 沖縄の人は、台風を「来ないでくれ」と追い払うのではなく、 「おいでくださっても結構ですが、なるべくお静かにお願いします」 という願いをこめ、シーサーを屋根の上にのせ、屋根の上から、 家やその家の作物に被害を及ぼさない程度にきてくださいという、 気持ちをこめているのではないか、と、そう書いてあった。 この考え方はなんだか素敵だな~と私は思ってしまいますね。 つまり、まとめると、シーサーは持ち主の気持ちによって、 色々なものからみんなを守ってくれる守護神みたいな感じでしょうか。 色々なシーサーも紹介できたらいいなぁ^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 21, 2005 01:21:23 PM
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