ひとひねりで行こう！

ひょんなことから、吉本の公演を見た。

東京にドンドン進出しているが、
渋谷や新宿の若手のライブでなく、
浅草の雷５６５６会館というところで。

１００人も入ればいっぱいという、
小さめの劇場で、芸人さんが間近。

若手のコントや漫才から始まり、
「エンタの神様」などで見たことのある
ピン芸人や、小泉元首相そっくりの
マジシャン等、次々登場。

それなりに面白いが、まあまあ。

しかし、チャンバラトリオのあたりで、
ちょっと劇場内の空気が変わる。

もうお年で声もちょいと小さめ、
だけど、ご存知ハリ扇ネタは健在。

トリの一組、Ｗヤングとオオトリ、
阪神巨人になるとやっぱり凄い。

まず、話し方が早い、よくしゃべる、
話の展開が速い、客席の反応見て、
即話題変えたり、まさに臨機応変。

テレビではかなり丁寧にゆっくりなんだ。
生では、凄いスピードの掛け合い、
でもはっきり言ってることがわかる。

若手のは聞き取りにくかったり、
何やったかわかんない部分があったが、
とにかく老若男女、みんなに分かりやすい。

お客も正直で、トリとオオトリでは、
笑い声の大きさや、受け方もダントツ。

テレビでブレイクしている若手は多い。
若い女の子の嬌声や応援は大きいだろうが、
多分こんな風にどっと笑いを生で取れる人、
そんなにいないはずだ。

生ではやっぱり実力ははっきり出る。
さすが、吉本で何年も生き残ってる人たち、
その結果も実力どおりに出てしまうのだ。