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テーマ:今日の出来事(292863)
カテゴリ:歌舞伎
コクーンは劇場としては小さい。 そして、勘三郎のコクーン歌舞伎のときは、 必ず一階前方半分は平場、椅子なしである。 平場の座っている人の間を以前から よく役者さんが歩いて出てきたりしたが、 今回は一階はとっても嬉しい。 劇場後ろから横から絶えず出入り。 祭りや捕り物の時には、通路で演じ、 終わり頃には目の前1メートルくらいのとこで、 勘三郎さんがはしごの上に乗りました~! 役者さんがすぐ近くに来るって、 やっぱりファンはウレシイモンダ。 そこんとこよ~くわかってる! 串田和美さんの演出、今回も面白い。 見せ場はいっぱいあるけど、やっぱり 勘三郎の親殺しの場面がすごい。 ライトの代わりに本当の火をつかった 行灯がずらりと並び、ライティングに 役者のそばを黒子がいくつも照らして、 おどろおどろしい場面を一層引き立てる。 殺される笹野高志さん、大熱演!! 泥水の中を這いずり回り、 頭から全身泥だらけ、うまい怖いすごい。 歌舞伎の人じゃないんだけれど、 コクーン歌舞伎には今や欠かせない。 今回も役柄にぴったり(といっては失礼だが) 親殺しとして追われる場面では、 途中、ミニチュアの浪花の町が出現。 ちいさい家がいっぱい舞台に並んで、 なんだ、これ?チャッチイ!! と思ったけど、これが大間違い。 その家の中のひとつずつにひとりずつ、 捕り方が隠れてて一斉に飛び出すの! ここ、ものすごい盛り上がりました~! もちろん、最後には舞台の裏が開いて、 ニューヨークのパトカーが飛び込んできました。 外歩いてる人、何事かと思ってただろうね。 勘三郎さんは相変わらず見せ上手。 いつもの面々、橋之助さん、勘太郎さん、 扇雀さん、七之助さん、も歌舞伎座と違い、 コクーンだとのびのびしてるかんじ。 浪花のだんじり祭りを取り入れてて、 鳴り物に太鼓たたいてくれるんだけど、 この太鼓がまた実にすばらしい。 最後のカーテンコールでもがんがん たたいてくれて、アドレナリン出まくり。 昨日は演出の串田和美さんもいらしてて、 舞台に上がり、恥ずかしそうにでも とっても嬉しそうにしてらした。 拍手と太鼓と鳴り物と 総立ち三度のカーテンコールでした! ああ、もう一度見たい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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