今年一番嗅いだ60's臭
80's、70'sと来たので「60's臭」も年の瀬に嗅いでおきましょう。今年一番の60's臭は "Duffy" で間違いないでしょう。彼女の歌う姿には24歳の新人とは思えない貫録が伺えます。今年のグラストンベリーでのステージを収めたブートを持ってるんですが、まだ初々しさが漂うステージにも思えました。が、先日WOWOWで放送した10月の来日ステージでは、かなり場慣れしたようで新人ぽさはありませんでしたね。「覚えたて」と言いながらも、けっこう日本語でコミュニケートしてましたし。でも、「みんな可愛い」ってのは本当は何て言いたかったんだろう?だって、どうみても会場は男(しかも、オヤジ)の方が多そうだったし...さて、以前取り上げた、同じように60's臭を強烈に漂わせていた同郷のシンガー、Amy Winehouse嬢は相変わらずのトラブルメーカー振りを発揮してるようで。しばらくは次のアルバムも出なさそうなので、やはりDuffy嬢には期待が掛かります。とにかく、Duffyのデビューアルバムについては一切捨て曲無し。Amy Winehouseはモータウン気があったけど、DuffyはどちらかというとRonettesとかフィル・スペクター一派に近いでしょうか?いずれにしても、最大の特徴は彼女の「声」。アクが強いというか、けっして抜群の技術的な上手さは感じないけどあの声は一度聴いてしまうと「脳みそに残る声」に違いないですね。しかし、デビューアルバムがあれだけヒットするとセカンドアルバムは結構プレッシャーになるんじゃないのかな?かなり、期待されたものになるのは間違いないでしょう。デビューまで4年間もじっくりと時間を掛けたそうなので、次のアルバムまでにも相当時間を掛けるのでしょうか?WOWOWのインタビューでも本人が言ってましたが、来年3月に来日の予定があるそうです。もしかして、ニューアルバムを引っさげての来日かも。10月のライブでは新曲もやってましたし。もし、ダイアナ・ロスやロネッツやライチャス・ブラザーズ等がお好きなら是非聴いてみてください。ヒットシングルの "Mercy" ももちろんイイですが、ヘベレケはアルバム最後の曲 ”Distant Dreamer” に打ちのめされました、名曲です。ロックフェリー(初回生産限定特別価格)/DUffy