Sword / Metalized ~ 名盤だそうですよ ~
Sword / Metalezedカナダ産HR/HMバンドの1986年に発表したデビューアルバム。(2006年にデビューした同名バンドとは全く別物です)HMVで「名盤再発!」だなんて取り上げてたので、屋根裏式的「取りあえず買う」の法則に従いまして入手いたしました。(しかし、入手先はAmazon。安かったからw)再発といってももちろん輸入盤ですよ、屋根裏式ですから...で、これが「大当たり!」まぁ、ヘベレケが当時を経験してるからって事もあると思うんですが非常に懐かしい薫りがムンムンいたします、このバンド。YouTubeにアルバムのオープニングチューン ”F.T.W” のPVがありました。Sword - FTW (follow the wheel) - videoラーメンで例えるなら、「豚骨でもなければ魚の出汁でもない、奇をてらうことなく鳥ガラと野菜だけのスープベースに醤油味」って感じでしょうか?ど真ん中のストレート、しかも球速は打ちごろの136km...wつーことで、今回は「ほぼ」全曲紹介しちゃいますよ。では..先にリンクを貼った1曲目の ”F.T.W” のギターリフなどはあの頃の定番のリズム、いわゆる「タッタカ、タッタカ...」と16分音符の「2番目抜き」のリズムで、HR/HM特にHMバンドでこのリズムを使わない方々はいらっしゃらないでしょう。(テンポは違うけど例えば、"The trooper" とかね)ギタリストの方々にはお分かりのように、あれを歯切れよくアクセントをしっかり付けテンポを保って弾くのは結構練習が必要なんですよね、簡単なようで。また、ギターソロ後にバイクのエンジン音のS.Eを入れるところなどもいかにも80年代の当時らしい編曲ですね。2曲目の ”Children Of Heaven” はVan Halenの ”On Fire” を思い出させるような曲です。ボーカルも若干デイブ・リー・ロスに似たような感じになってます。3、4曲目はミドルテンポでヘヴィ・メタルというより、V.H系王道アメリカン・ハード・ロックって感じです。5曲目 ”Outta Control” で再度疾走感あふれるメタルサウンドが。この曲の疾走感はMotorheadに通じるものが、♪あると思います♪曲の長さも3分程度だし、サビの曲名でもある”Outta Control” を叫び続けながら、アッという間終わってしまう感じ。6曲目...パスw(印象薄い)で、7曲目 ”Runaway” はこれまたギタリスト必修フレーズを利用したイントロから始まります。いわゆる開放弦フレーズというやつで、例えば "Highway Star" の1弦開放や”BURN” の3弦開放を利用したソロ・フレーズと同じですね。この曲も疾走感充分なテンポの速い8ビートの曲で、5曲目の”Outta Control” と並んで本アルバムでお気に入りの曲です。また、この曲も2分45秒と、アッと言う間に終わってしまいますw8曲目 ”Where To Hide”う~ん、何の曲か思い出せないけど似てるなぁ...よくありがちなギターリフにギターソロだし。この曲は結構ギターが弾きまくってますね。アルバム終盤にきて「はじけちゃってる」感じがします。最後のディレイも80'sっぽくて懐かしいです。9曲目 ”Stuck In Rock”歌い出しの ”one, two, three, four..” に気合いが入ってますw8曲目やこの曲を聴くと、彼らのベースにはV.Hが強くあるような気がします。上手くそれをヘヴィ・ロック、ヘヴィ・メタルの方向に料理してる、と思います。曲中のギターリフに再度 ”On Fire” の姿がちらほら..wアルバム最後を飾る10曲目の ”Evil Spell” ですが。今までとは一変して、ヘヴィでダークでイーヴルな香りがします。アメリカンなサバスって感じでしょうか?本家ほどの暗さやヘヴィさには届きませんが、明らかに今までとは曲調が変わってますね。ヴォーカルも最後の方で「hahaha..」だなんて怪しげなフェイク入れて。と、まぁ長々と書いてしまいました、が..アルバム収録時間は34分ちょいですwアッと言う間に終わってしまいます。それがまたイイんです!wYouTubeには結構このアルバム収録曲がアップされてます。是非、聴いてみてください。