カテゴリ:うわさの姫子
1974年(昭和49年)から1986年(同61年)まで小学館の学年誌に連載されていた人気漫画といえば…。そう、藤原栄子さんの「うわさの姫子」だ。
スポーツ万能美少女・姫子と、同級生のガキ大将・真樹らが繰り広げる青春 “姫子、懐かしいなぁ。もう一度読みたいなぁ…”という声が聞かれ始めた1997年(平成9年)、「COMIC GON!」という若干マニアックな漫画雑誌の記念すべき創刊第1号に何と!平成版姫子が掲載されたのであーる。 タイトルは「ウエディング姫子!! うわさの姫子【平成版】」。表紙には“70年代の女子小学生憧れのファッションリーダー・姫子と真樹の恋のゆくえは?”なーんて書かれてたりして、い、い、いよいよ二人は結ばれるのかしらん!? と期待は高まるばかり。 その日はネコちゃんの結婚式。ちょっぴり大人っぽくなった懐かしいメンバーが勢揃い。 「めちゃ早いよねー、18でゴールインなんて」 とチッチがネコちゃんに話し掛けている後ろではネコちゃんの姉・光絵さんが 「まったくよ。姉の立場も考えてほしいわ。こっちはもう30よ!」とぼやいている。 「真樹とはその後どうなってんの?結婚だったら姫子のほうが早いと思ったのにね」 「ど…どうって、べつに…」 チッチの問いかけに姫子が答えあぐねているところへ、サッカーウェア姿の真樹(推定身長178cm)が遅れてやって来た。推薦で入った大学のサッカー部でエース(1年なのに?)だそうで、練習を抜け出して来たらしい。 「でも背伸びて格好よくなったね。せまっちゃおかなー」といきなり真樹の腕を取る光絵さん。 「おねえったらァ。真樹は姫子の…」慌てるネコちゃんに 「あーら、ふたりは恋人でもなんでもないんでしょ?」 光絵さんが姫子を振返って声を掛ける。 「う…うん」姫子の返事に内心、ショックを受ける真樹 「…って姫ちゃんも言ってるし、あたしにのりかえない?それとも姫ちゃんに未練?」 「は…まっさか、全然」 姉のあまりのKYっぷり&姫子と真樹の態度にネコちゃんの怒りが爆発! 「おねえってば何言ってんの!! 二人の仲裂くような真似!姫子も真樹もヘンよ!! 好きなくせして意地っぱり!小学生の頃とちっとも変わってないんだもの。なぜ告白しないの!?」 ネコちゃんの言葉に照れる姫子と真樹。…と、そこへ 「するわけないでしょ!マッくんはあたしとつきあってんだから」いきなり女性の声が。 「だっ、誰よ!?」 「ホホホ…。あたくし葉山里沙菜」(よく似た名前の女優さんがいたっけ) 里沙菜は真樹の学友で、明日の試合に備えて彼を連れ戻しに来たのだった。 「しゃあないな。すぐ戻ってくっから」 真樹は彼女の車で行ってしまった そんな里沙菜と真樹にチッチは激怒 連れ戻してくると息巻く姫子に、ネコちゃんは真樹なしでやろうと提案するも 「い…いやっ!そんなのやだっ!」 駄々をこねる姫子。当人(ネコちゃん)がいいって言ってるのに…(^^ゞ 「いつだってみんな一緒だったじゃないっ!こんな大切な日にいないなんてヘンよ!! これ借りるよ」 姫子は振袖姿でナットウのバイクにまたがり、“まさき、カンバック!”と爆走。 と、そこへ急いで駆け戻ってくる真樹の姿が!驚いた姫子はバランスを崩し、真樹が慌てて手を差し伸べる。そして姫子は真樹の腕の中へ…。思わずはずみで唇が重なる姫子と真樹 そんな二人のハプニングにチッチやネコちゃんも嬉しそう。 「なっ、なんでここにいるのよ真樹!? 車で行ったはずじゃ」 「ま…まあな」姫子をお姫様抱っこしたまま、顔を真っ赤にして照れる真樹。 「姫子、次はあんたたちの番よ!」 ブーケを渡され(投げられ)、姫子は上機嫌♪ 「いっ、いい加減に降りろって!う…腕が~っ!!!」 お姫様抱っこが限界に来ている真樹の絶叫も耳に入らない姫子なのであった。 「ウエディング姫子」って、まさかウエディング(結婚式)に参加した姫子ってこと!? いやいや、まだ続がありますがな。「COMIC GON!」の3号と4号に掲載された「ウエディング姫子!! 第二章・かえってきた!? 夕焼けのあいつ 前後編」がそれ。 亡きひで坊の七回忌で彼に瓜二つの青年(ひで坊のいとこ。彼もひで某…いや、ひでナントカという名らしい)に出会う。ひでナントカは姫子とひで坊の幼い頃の写真を渡して去って行く。ひで坊の想いに応えられなかったという負い目は、6年経った今でも姫子の心に重く圧し掛かっているのだった。そんな姫子に対して真樹は…。 と、ここでまさかの「COMIC GON!」 廃刊。 ええええぇ~ッ!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.24 17:53:46
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