カテゴリ:うわさの姫子
30代、40代女性の大半が小学生時代に読んでいた(と思われる)藤原栄子さんの「うわさの姫子」。主人公のスポーツ万能お洒落美少女・姫子が、転校先の小学校で同級生のガキ大将・真樹達と繰り広げる夢と笑いに溢れ、恋にときめくこの漫画は、1974年(昭和49年)から1986年(同61年)まで10年以上に亘って小学館の学年誌に連載されていた。
そして歳月は瞬く間に流れ、誰もが姫子達を忘れかけていた1997年(平成9年)、突如「COMIC GON!」という雑誌に「ウエディング姫子!! うわさの姫子【平成版】」が3話掲載され、私達を驚かせた。18歳になってもちっとも変わらない彼等が微笑ましく、姫子と真樹の初Kissにはドッキドキ 更に8年後の2005年(平成17年)には、「小悪魔OLマル秘手帖」なんていう人気メルマガの秀逸投稿を集めた本に、特別挿入漫画として「うわさの姫子 OLデビュー!」が掲載された。勿論どちらも藤原先生描き下ろし♪ 「うわっ、遅れるっ!いっ、行ってきます!」 朝から大慌ての姫子。 「まてぃ姫子!! 朝からジタバタしとるとロクなことないぞっ!!」 「お…おじいさま!!」 小学生の頃は“おじいちゃま”と呼ばれていた祖父も、今では“おじいさま”なのね(^^ゞ 精神統一じゃあ!気合じゃあ!と、朝からやたら元気なおじいさまなのであった。そんな祖父を残し、姫子は猛ダッシュで通勤電車に駆け込み乗車。 「セーフ!」 が、姫子の後に乗り込もうとした女性が閉じかけの電車の扉に挟まれそうに。 「危ない!」咄嗟に姫子が足で扉を開けたおかげで、女性は無事に乗車出来た。 「う~っ、通勤ラッシュはキツ~」 「なにブーブー言ってんだよ。まだOL生活、始まったばっかだろ」 そこへ現れたのはサラリーマンの格好もすっかり板についた真樹くん。 「けどお前、そのまんま出勤する気?」へ?なんで? 「見えてるぜ、スカート!派手な立ち回りだったもんな。女が足広げてドア開けるかよ、フツー」と大笑いの真樹。“げッ!”見ればスカートの後ろが思いきり破れてる! 「どっ、どうしよっ。家に戻ったら遅刻だし、デパート開いてないしぃ~」新米OL姫子は途端にパニックに …と、そこである名案が閃いた 真樹を見つめる姫子。その名案とは!? その朝、姫子の勤務先の女子更衣室にいたOLさん達は、やけに男性的でクールな格好をした見慣れぬ女子社員に目が釘付け 「だ…誰?」「あんな人いた?」ざわめく更衣室。 「あんた達いつまで喋ってんの!早く仕事につきなさい!」先輩OLに注意され、慌てて職場に就くOLさん達。しかし、その注意に来た先輩OLまでも 「あ…あら、あなたはどなた?」と顔を赤らめる始末。 「今年入社した梅宮と申します。よろしくお願いいたします」 「姫子さん、お茶いかが?」「帰り一緒に飲みにいきましょ」 「あ、有難うございます」 温かい先輩達に囲まれ、姫子OLデビューです。まわりはいい人ばかり!順調なスタートです。 「どうなってんだ、今年の女子は?」「俺達、無視されてねぇ?」なんて男性社員の声も聞こえてくるけれど…(^^ゞ 一方その頃。 「ふっ…ふえっくしょ あいつめぇ~。こんなカッコじゃ出られんじゃん!どーするよ、オレ!?」 ジャケットコートにカッターシャツとズボン、おまけにサングラスまで姫子に取られた(?)真樹は、下着姿に革靴で、唯一残されたジャケットを羽織り、トイレで一人寒さに震えているのだった。 この話とは別にパソコンの漢字変換についての2P漫画もあって、お馴染みのチッチ、フーコ、ネコちゃんも登場。ネコちゃんは三田峰子、旧姓相川と自己紹介していることから、「ウエディング姫子」で結婚した相手は小学生の頃、紅南学園野球部のキャプテンだった三田くんだと分かる。 ネコちゃんが三田くんを好きになり、チッチがラブレターを代筆して姫子が届けたものの手紙に名前を書き忘れたために三田くんが勘違いし、チッチやネコちゃんと姫子が仲違いしたこともあったっけ。 ネコちゃんと三田くんはめでたくゴールインしたようだけど、姫子と真樹はどうなるのかしらん 「小悪魔OLマル秘手帖」 表紙も姫子と真樹(&上司)です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.26 08:01:53
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