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2010.05.21
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カテゴリ:書籍・雑誌
 今日は各地で真夏日を記録するほどの暑さだったが、朝鮮半島もここ数日何やら熱い。おそらく朝鮮戦争再開までには至らないんじゃないかな?とやや楽観的に一連の報道をぼんやり眺めているが、もし仮に、万が一戦争が起こって日本に飛び火してきたら…ショック
 真っ先に狙われるのは軍事施設や原子力発電所だろう。“原発銀座”と呼ばれる、原子力発電所が多く立地している地域の一つに福井県敦賀市がある。
 敦賀といえば、太閤さんこと豊臣秀吉に仕え、越前敦賀5万石を与えられて敦賀城主となった大谷吉継が思い浮かぶ…と強引に話を吉継に持っていったところで、5月11日~20日に読んだ本をご紹介。

 「関ヶ原群雄伝 【1】 大谷吉勝の決意」 智本光隆 歴史群像新書

 大谷吉勝、義兄・真田幸村と家康を討つ!
 慶長四年。大谷吉勝は、父・吉継の反対を押し切り、福島正則らに襲撃された石田三成を救うために伏見へと向かった。間一髪で三成親子を救ったものの、吉勝の胸には豊臣の天下に対する不安が広がっていた。
 翌慶長五年。徳川家康秀頼の名の下に上杉討伐を命令。これに憤る吉勝は、独断で蟄居中の三成のもとを訪ねる。そこで、家康を討つための三段構えの策を聞く。しかし一抹の不安を抱いた吉勝は、その足で姉の嫁ぎ先である信濃・上田へと向かった。稀代の謀略家・真田昌幸に策の成功を聞きに行くためであった…。
 大谷吉勝、真田幸村、宇喜多秀家ら、太閤・秀吉の息子たちが、家康の野心から豊臣家を護るために結束する!(「BOOK」データベースより)

 大谷大学助吉勝(吉治、吉胤とも)は吉継の嫡男で、関ヶ原の戦いでは父・吉継と共に西軍で戦うも小早川秀秋の寝返りにより部隊は壊滅、吉勝は敦賀に落ち延びる。各地を流浪した後、大阪の陣に参加して討死した。
 というような、正直、吉継の息子であること以外は何もない人物を主役に据えた、なかなか冒険的な(?)小説である。一体どんな話になっているのやら、と逆に興味が沸いて読んでみると、結構サクサク読めて意外にも(失礼)面白かった。
 若さゆえに突っ走り気味の吉勝、そんな息子をやや突き放しながらもしっかり掌で転がす父・吉継、そして彼らに関わる様々な人物―石田三成や真田昌幸・幸村親子等々―も皆それぞれに魅力的。何故か佐々木小次郎まで登場するが、小次郎には越前出身説もあるので、ひょっとしたら実際にどこかで擦れ違うくらいはしたかもしれない…(^^ゞ

 一昨年の秋、吉継所縁の地である敦賀を訪ねて一人気ままに見て回ったが、美しい自然に囲まれ、そのうえ地元の方々も親切で、本当にいい所だった。あの素敵な街が灰燼に帰すことなどないよう(というか、もし原発が狙われたら敦賀のみならず国内が灰土に帰すけど)、祈るばかりである。

  敦賀へっぽこ探訪記 電車
関ヶ原史跡巡り~石田三成と大谷吉継 所縁の地を訪ねて
戦国史跡巡り~大谷吉継編





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Last updated  2010.05.22 06:08:01
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