カテゴリ:許冠文&Mr.Boo!
先日、自称霊媒師の夫婦が弟子に対する傷害容疑で逮捕された。この夫婦の主催するロマゾフィー協会というのがまた胡散臭さ全開で…。何を信仰しようが各人の自由だが、それにしても…よくもまぁ信者がいるもんだ
宗教にしても占いなんかにしても、信じようが信じまいがは当人の勝手だ。それを後になって騙されただの何のと騒ぐのはどうなんだろう?恐喝したり暴力を振るったらしい協会代表が勿論悪いのだが、怪しさ&胡散臭さプンプンのこの協会を信じるに足ると判断した側もどうかと思う。 新興宗教の教祖も占い師も唯の人間だ。簡単に信じてどうする!? それに、人生は他人に委ねるべきではない。祈るのは勝手だが、自分で踏ん張れ! 「Mr.Boo!」シリーズのマイケル・ホイ(許冠文)が7年ぶりに監督(兼製作・脚本・主演)し、92年の公開当時は香港の四大天王の一人で人気歌手のレオン・ライ(黎明)と共演して大いに話題になった作品が「マジック・タッチ(神算)」だ。 日本未公開だったため長らく見る機会がなかったが、ふとしたきっかけで香港版のビデオテープをいただき(但し日本のNTSCとは異なり、香港はPAL)、視聴不可ながら何とか我慢して見ていた。しかし数年前に日本版DVDが発売され、やっとまともに鑑賞出来るようになった。ありがたや~ 祖父は清朝最後の皇帝・溥儀の骨相を、父は中国建国の父・毛沢東の骨相を占ったことのある有名な骨相占い師。しかし三代目のホイ(マイケル)は、全く当たらない占い師で、占っても全然インスピレーションが湧かず、占い師としての実力が皆無だった。 一方、香港税務局は脱税王摘発に躍起になっていた。そんな中、ダメ局員・ケイ(レオン)は上司からホイの納税調査を言い渡される。ケイは仕方なくホイを監視することに。 ある日、ホイは暴漢に襲われそうになった女の子を助けた際に頭を殴られる。そのショックで何と本当に骨相で相手の未来が見通せるように!但し頭にショックを与えなければ力を発揮出来ないのが難点だったりして(^^ゞ ケイは超能力を身に付けたホイと組み、独自に脱税王摘発に乗り出すが…という話。 どことな~く伊丹十三監督の「マルサの女」を彷彿させるような内容だが、こちらは相変わらずマイケルのおとぼけギャグがてんこもり。 脱税の証拠書類の隠し場所を探るため、何とかして脱税王の体に触って骨相を調べようと、マイケルがあの手この手で脱税王に迫り、それをホモと勘違いした脱税王が必死で逃げまくる様子に大笑い でもって、意外にもレオンがなかなか好演しており、マイケルとの息も結構合っている。 最終的に事件は一応解決するのだが、結果としてホイの超能力はほとんど役に立っていない。 ただ、「ホイが死なないと言った」から、ケイは命を顧みずに大胆な行動を取ることが出来、事件解決に繋がった。ホイ自身はその言葉が出任せだと分かっており、また自身の未来は予測不能であったが、意を決してケイと行動を共にした。 これを占いの結果とみるべきか?ケイとホイの度胸ととるべきか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.18 13:27:40
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