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2010.10.01
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カテゴリ:書籍・雑誌
 8月に読んだ本が7冊、そして9月に読んだ本は8冊だった。
読書が好きだと言いながら、3日に1冊も読んでないなんて…ショック 
 でもまぁ、今が人生の頑張り時なのだから仕方がない。イソップ寓話の「アリとキリギリス」じゃないけど、働ける時に働いて、読書の喜びは暫しお預けだ。
 9月に読んだ本の中では、先日ご紹介した安岡正篤さんの「酔古堂剣掃(すいこどうけんすい)」が最も味わい深く、心豊かになる名著だった。
 一方、ティム・バートン(Tim Burton)監督の大人向け絵本「オイスター・ボーイの憂鬱な死(The Melancholy Death of Oyster Boy: and Other Stories)は長男の勧めで読んでみたのだが、これまた結構奥の深い詩であった。

 「冷静な平和主義者であろうとするなら、新しい格言に基礎をおくべきである。それは“君が平和を望むなら、戦争を理解せよ”ということだ」とは、英国の戦略思想家・リデル=ハート(Sir Basil Henry Liddell-Hart)の有名な言葉だが、今更ながら初めて戦争に関心を持ち、戦争関連本を読んでみようと思ったものの、あまりに種類が多すぎて一体どんな本を読めばいいのかお手上げだった。
 そんな戦争本入門者の私の強い味方となってくれそうな有難い本が、林信吾さんの「「戦争」に強くなる本 ― 入門・アジア太平洋戦争」だ。
 アジア太平洋戦争(日中戦争及び太平洋戦争)の背景から敗戦の原因、更には戦後補償の問題まで、資料としてお勧めの本を紹介しつつ大づかみな解説まで加えてくれている。
 紹介している本も“現在、書店で普通に入手可能であること”、“資料的価値が高く、且つ、分かりやすい記述(標準的な大学生、もしくは読書好きな高校生ならば、さほど苦労せず読破出来ること)がなされていること”という二点を満たすものを選んでいるという。実に有難い。
 この著者が一読感涙にむせび、「お願い、読んで」と言いたくなるほどのお勧め本(『日本軍のインテリジェンス』 小谷賢著)や、究極の戦史ともいえそうな「平伏してオススメ」したくなるという本(『魔性の歴史』 森本忠夫著)などは、いつか機会があれば読んでみたいと思う。あと、タイトルだけは知っている『ノモンハンの夏』(半藤一利著)や『東京裁判』(児島襄著)なども気になった。

 やっと灼熱地獄が過ぎ去って読書の秋を迎えたことだし、今月も限られた時間の中で心に残る本と出逢えることを願う。

book5.gif 9月に読んだ本 line2.gif

 歴史・時代小説
 ・未熟者 伊庭八郎幕末異聞 (秋山香乃) 双葉文庫 2009

 歴史・時代モノ以外の小説
 ・さつき断景 (重松 清) 祥伝社文庫 2004

 海外モノ
 ・オイスター・ボーイの憂鬱な死【THE MELANCHOLY DEATH OF OYSTER BOY & OTHER STORIES】 (ティム・バートン【Tim Burton】, 狩野綾子、津田留美子 訳)
 UPLINK / 河出書房新社 1999

 随筆、エッセイ 他
 ・伊能忠敬を歩いた (佐藤嘉尚) 新潮文庫 2001
 ・死言状 (山田風太郎) 小学館文庫 2005
 ・酔古堂剣掃 「人間至宝の生き方」への箴言集 (安岡正篤) PHP文庫 2005 
 ・「戦争」に強くなる本 ― 入門・アジア太平洋戦争 (林 信吾) ちくま文庫 2007 
 ・知っておきたい 地獄・冥界・異界と天国 (山北 篤 監修) 西東社 2009 





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Last updated  2010.10.01 23:35:14
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