カテゴリ:駄文
井原西鶴の著書「男色大鑑(なんしょくおおかがみ)」には「世界一切の男美人なり。女に美人稀なりと安倍晴明が伝へし(世界の全ての男は美しい。女に美人は稀だ、と安倍晴明は言い伝えている)」なんて記述があるそうだが、まぁ世界一切の男が美人とまでは言わないけれど(むしろ7割程度は残念な部類に入ってるような…)、思わず見惚れるほど美しい人というのはやはり男性に多い気がする。
単に私が女だからそう感じるだけで、異性に心ときめくのは当然なのかもしれないが、もしも男性に生まれ変わったとしてもおそらく、いや間違いなく私はゲイにはしるだろう…(^^ゞ 先日THE B-52'Sの故・リッキー・ウィルソン(Ricky Wilson)について綴った際、久々にYouTubeでリッキーの様々な映像を観まくったのだが、“Rock Lobster”の初期ライヴ映像における彼のちょっぴり幼さの残った美青年っぷりは、まるで那須与一が船上の扇を射抜いたかの如く、私の心臓に愛の矢を刺し貫いたのであった。 だッ…抱きしめたい! 女の私でも思わず抱きしめたくたくなるくらい可愛いリッキー そんな天使のような(ってそりゃ言い過ぎ)彼を男性も放っておくはずがなく―いや、リッキーが自発的に進んだ道なのかもしれないが―、彼はゲイとして32年という短い天寿を全うしたのであった。 日本でゲイを公言しているゲイ能人はなぜか色モノ揃い(失礼!)だが、海の向こうではごくごく普通っぽい男性も多い。 80年代に活躍していたアーティストで我こそはゲイ、もしくはバイセクシャルだという方々を挙げていくと…( はゲイ、 はバイセクシャル) エルトン・ジョン(Elton John) ロブ・ハルフォード(Rob Halford) : JUDAS PRIEST ボーイ・ジョージ(Boy George)& ジョン・モス(Jon Moss) : CULTURE CLUB ジョンは後に女性と結婚。あと、マイキー・クレイグ(Mikey Craig)もバイセクシャルだとか!? ホリー・ジョンソン(Holly Johnson) : FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD ニール・テナント(Neil Tennant) : PET SHOP BOYS リマール(Limahl) : KAJAGOOGOO フレッド・シュナイダー(Fred Schneider)、キース・ストリックランド(Keith Strickland)、そしてリッキー : THE B-52's ちなみにケイト・ピアソン(Kate Pierson)もバイセクシャルだそうな ジョージ・マイケル(George Michael) : WHAM! リッキー・マーティン(Ricky Martin) クラウス・ノミ(Klaus Nomi) デヴィッド・ボウイ(David Bowie) ピート・バーンズ(Pete Burns) : DEAD OR ALIVE フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury) : QUEEN レスリー・チャン(Leslie Cheung) …などなど。ん!? B'sの面々とジョン・モス以外は“あ、やっぱり…”って感じ!? おまけに美しい男性が少なッ!! ボーイ・ジョージ、キース、リッキー、でもってレスリーぐらいやん(^^ゞ ゲイといえばやはりAIDSを連想してしまうのだが、83年に他界したクラウス・ノミはAIDSで死亡した最初の著名人として有名。その2年後にリッキーが同じくAIDSで亡くなった時も、当初の死因は癌だと公表された。フレディは確か91年秋にAIDSであることを発表し、その翌日に死去のニュースが流れて驚いたようなあやふやな記憶が…。そういえば3日後の11月24日はフレディの命日だ。 ノミが39歳、フレディが45歳、そしてリッキーが32歳。三人ともあまりに早すぎる… BL小説は好きではないが(まともに読んだことはないけど、表現が露骨すぎて気持ち悪い)、ゲイやバイセクシャルに対する偏見や差別感情はないつもり。日本は昔から男色やら衆道やらが盛んな国だったせいか、男性が美青年を愛でる気持ちは違和感なく理解出来る。…いや、別に相手が美青年でなくても、男性が男性を愛する気持ちは分かる気がする。ダビデ像とサモトラケのニケ像だったら、やはりダビデの方が美しいと思うし(^^ゞ 嗚呼、(一部の)男性の美しさに今日もうっとり♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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