カテゴリ:80's 洋楽
日本PTA全国協議会の調査によると、2010年度“親が子どもに見せたくない番組”の1位は「ロンドンハーツ」だそうで、それも8年連続で1位とのこと。
私が子供の頃は「8時だョ!全員集合」がワースト番組と言われていたが、我が家は家族揃って毎週大笑いしながら見ていたし、「ぱち子(私)は温泉に行った時に出来た子」だの、「ぱち子は昔どうしても落とせなかった美人の子の名前をそのまま付けた」だのと、まだ小学生だった私にまであけすけに語るようなフランクな親だったので、見たいTV番組は思う存分に見て育った。 自分が親になっても同様で、息子達の見たい番組や聴きたい音楽には一切口を挟んだことがない。当然である。そんなものの影響を受けたからといって悪い方へ走るとは決して思わないし、何より子供にだって善悪の区別ぐらいちゃーんと付く。もし付いていないとすれば、それはTVのせいではなく親の責任である。“いじめや偏見を助長する”という意見もあるらしいが、いじめだの偏見だのというのはTV番組よりはるかに親の影響の方が大きいと思う。親の背を見て、親の言動を見聞きして、子は育つものではなかろうか。 なんて、やけにエラそうに書いている私は息子達が思春期に差し掛かった頃、来るべきその時における対処法(?)として爆風スランプの“青春りっしんべん”を一緒に聴いていた。 禁止するよりは教えておくべきでしょう…って、役に立ったかは知らないけど(^^; 親が子を思う気持ち、というより単に頭の固い保守的な親はどこにでもいるようで。 元米国副大統領にして07年にはノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア(Al Gore)の夫人であるティッパー・ゴア(Tipper Gore)は84年のある日、娘さんが聴いていたプリンス(Prince)の“Darling Nikki(ダーリン・ニッキー)”の歌詞が卑猥であることに憤慨、「問題のある内容のレコードにウォーニング・ステッカーを貼る事を義務付ける法案」を議会に提出してしまった。 それを発端に翌85年に誕生したのが PMRC(Parents Music Resource Center. 父母音楽情報源センター)という音楽検閲組織で、青少年に悪影響を与える映画、音楽、テレビ番組等を排除する運動を行っている。(Wikiさん並びにアンサイクロペディア参照) そのPMRCが85年、「Filthy Fifteen」と呼ばれる15の問題曲(Objectionable songs)を選定、発表した。…だから、何?ってなモンだが、PMRCの活動は今なお続いているそうなので、こういうものを鵜呑みにする頭の固いお父さんお母さんもいるのだろう。 その選ばれた15曲、“Filthy Fifteen”を今回は御紹介。えッ今更…!? 選定理由の大半は性的なもので、他には暴力的、悪魔崇拝的なものも。うーん、懐かしいねぇ。 Darling Nikki - Prince Sugar Walls - Sheena Easton Eat Me Alive - Judas Priest Strap on Robbie Baby - Vanity Bastard - Motley Crue Let Me Put My Love into You - AC/DC We're Not Gonna Take It - Twisted Sister Dress You Up - Madonna Animal (F*ck Like a Beast) - W.A.S.P. High 'n' Dry (Saturday Night) - Def Leppard Into the Coven - Mercyful Fate Trashed - Black Sabbath In My House - The Mary Jane Girls Possessed - Venom She Bop - Cyndi Lauper お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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