カテゴリ:80's Fave Albums
86年にリリースした3rdアルバム「CONTROL」が初の全米1位に輝き、ようやく“ジャクソン家の10人兄弟の末っ子”から“押しも押されぬ女性アーティスト”に変貌を遂げたジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)。
そして3年後の89年に彼女が満を持してリリースした4thアルバム「RHYTHM NATION 1814」は、これまた世界中で大ヒット!ジャネットは女性トップアーティストの地位を不動のものにした。 女性アーティストのアルバムでこれほどまでに完璧な作品があるだろうか? シングルカットされた“Rhythm Nation”のモノクロPVをTVで初めて目にした時は、その一糸乱れぬダンスのあまりの格好よさにかなり衝撃を受けた。 (そして密かに録画したビデオを見ながら独り寂しく練習してみたが、難易度が高すぎて即挫折。その後、松居直美さんがものまね番組でこのダンスを披露したのを見て、負けた!と思った。終わってから号泣していた松居さん、お仕事とはいえあの時はホンマによく頑張りましたね) まぁダンスだけで言えばマイケル兄ちゃん(Michael Jackson)の二番煎じっぽいっちゅうか、真似っちゃ真似っぽいような気もするが、このレベルまで踊れるようになるには相当の練習を積んだことだろう。偉大な兄に追いつけ追い越せ!と意気込むジャネットがちょっぴりいじらしくすら思え、「ジャクソンさんちのあのジャネットちゃんがこんなにも立派になって…」とまるで親戚のおばちゃんの如く、PVを見ながら暫し感慨に浸ったものだった。 このアルバムからは驚くべきことに“Rhythm Nation”以外にも、“Miss You Much”、“Escapade”、“Alright”、“Come Back to Me”、“Black Cat”、“Love Will Never Do (Without You)”、“State of the World”と89年~91年の間に計8曲もシングルカットされ、ちょっと事情が違う“State of the World”を除く7曲全てがビルボードチャート5位内(1位4曲、2位2曲、4位1曲)に入るという快挙を成し遂げた。ひょっとして兄貴を超えちゃった!? 個人的には軽快で優しい感じのする“Escapade”、そして心安らぐ珠玉の名バラード“Come Back to Me”が特にお気に入り♪ そしてシングルにはなっていないが、アルバムの最後を飾る“Livin'... In Complete Darkness”の余韻を残す終わり方がまた実に素晴らしい。 「RHYTHM NATION 1814」 Janet Jackson - My Fave Albums of the 80's. Vol.10 1. Interlude: Pledge 2. Rhythm Nation 全米2位 3. Interlude: T.V. 4. State of the World 5. Interlude: Race 6. The Knowledge 7. Interlude: Let's Dance 8. Miss You Much 全米1位 9. Interlude: Come Back Interlude 10. Love Will Never Do (Without You) 全米1位 11. Livin' in a World (They Didn't Make) 12. Alright 全米4位 13. Interlude: Hey Baby 14. Escapade 全米1位 15. Interlude: No Acid 16. Black Cat 全米1位 17. Lonely 18. Come Back to Me 全米2位 19. Someday Is Tonight 20. Livin'... In Complete Darkness ちなみに、アルバムタイトル「RHYTHM NATION 1814」の“1814”は、どうやら R →アルファベットで18番目 N →同14番目 ということらしい。もっと意味深な数字だとばかり思ってた… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[80's Fave Albums] カテゴリの最新記事
|
|