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2011.10.01
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カテゴリ:書籍・雑誌
 9月に読んだ本は9冊(+9冊)。9の三並びを見るとどうしても「銀河鉄道999」(劇場版)を連想してしまう。メ~テルぅぅ~ッ!

 さて(+9冊)というのは、大のお気に入りである風野真知雄さんの「妻は、くノ一」シリーズが今回読了した「濤の彼方 妻は、くノ一 10」をもっていよいよ完結を迎えたため、その10巻を読む前に改めて1~9巻をおさらいも兼ねて読み返したもの。
 正直に言うと、途中までがあまりに面白すぎたせいかラストは今ひとつの感が…。いや、それでも十分面白かったし、感動もした。最終巻の発売が延び延びになったことで、あれこれ期待しすぎてしまったのだろう(^^;

 鳥居耀蔵は最後まで屈折したヘタレ変態キャラを貫いていて清々しく、絶倫将軍・家斉の親衛隊にして耀蔵の支配下にある四天王の面々も、物語的にはいらないんじゃ?…という気がしないでもないが、皆なかなかいい味を出していた。彦馬の養子である雁二郎も相変わらずではあったが、ラストでは珍しく普通の人間味を見せてくれて心が和んだ。一方、お庭番衆を束ねる川村真一郎が織江の危機に際して取った行動(男心?)があまりに切なく、ちょっぴり胸が痛んだ。
 でもって雙星彦馬織江の多難な恋物語の結末は甘過ぎず、恋愛モノは不得手な私でもむしろ若干物足りないくらいに思えた。

 最後はこの二人、ヒコとオリエの後日譚が語られており、濤の彼方における二人の波乱万丈な50年の歳月に驚嘆しつつも、松浦静山が二人に託した思いを胸に、そして、雁二郎が餞別代りに養父・彦馬に授けた爆笑芸「猫の股なめ」を武器に、海外で強く逞しく生き抜いてきた雙星夫妻に胸がじーんと熱くなった。

 野瀬泰申さんの「ちゃぶニチュード! 日本全国マズイ店列伝」は、完全にタイトルに釣られてしまった(^^;
 この「ちゃぶニチュード」とは、お店に入って感じる「ちゃぶ台をひっくり返したくなる怒りのエネルギー」を分類したものだそうで、二度と来るものか!と思う“ちゃぶニチュ-ド1”から、店に向かって「ばかばかばか」と言いたくなる“ちゃぶニチュ-ド5”までの5段階判定で、色んなお店の不味いものや残念具合を紹介した本なのだが…。
 着眼点はいいと思う。が、せっかくの“ちゃぶニチュ-ド5”が“店に向かって「ばかばかばか」と言いたくなる”だなんて。一体、「二度と来るものか!」の1と「ばかばかばか」の5ではどっちが低評価なんだ!? もうちょっと辛口評価してくれたらもっと面白かっただろうに、惜しい。
 ところで、○○からローカル線で行った××という海に近い町の、大阪とも広島とも違うカキ入りの▽▽(ちゃぶニチュ-ド2)って…某県備前市日生町のアレですな(^^; 

 「韓国の株式市場が崩壊寸前 8月以降で17兆円が蒸発」
 「韓国の金融市場対応態勢、「注意」から「警戒」に格上げ」
 「韓国のデフォルトリスク…2年4カ月ぶり最高水準」
などと、このところ韓国経済危機に関するニュースが連日報じられている。今まで何度もいよいよ財政破綻か?と囁かれ続けている隣国だが、今度という今度は本気でヤバそうな気配が…ショック 果たして、韓国に再び屈辱のIMF介入なるか!? 
 と、その前にある程度はIMFについて知っておきたく、「IMF(国際通貨基金) 使命と誤算」という09年に発行された新書を読んでおいた。よし来いッ、デフォルト!隣国に…←おいおい 

book5.gif 9月に読んだ本

 歴史・時代小説
 ・濤の彼方 妻は、くノ一 10 (風野真知雄) 角川文庫 2011 
 
 歴史・時代モノ以外の小説
 ・地獄篇三部作 (大西巨人) 光文社文庫 2010
 ・トリガー (板倉俊之) リトルモア 2009 
 ・六道輪廻 (大谷暢順) 講談社 2009  

 新書
 ・IMF(国際通貨基金) 使命と誤算 (大田英明) 中公新書 2009
 ・墨子よみがえる (半藤一利) 平凡社新書 2011 
 
 エッセイ、その他
 ・【新版】敗戦前後の日本人 (保阪正康) 朝日文庫 2007 
 ・ちゃぶニチュード! 日本全国マズイ店列伝 (野瀬泰申) 幻冬舎文庫 2008
 ・ムカエマの世界 (みうらじゅん) ちくま文庫 2011





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Last updated  2011.10.01 09:57:39
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