Pastime Paradise

　今年読んだ本をつらつら挙げるのも今回が最終ということで、最後は大好きな歴史・時代小説について。
　今年一番心に残った作品は、矢的 竜さんの「折り紙大名」だった。大変失礼ながら、聞いたことも無い作家さんの作品なので全く期待せずに読んでみたということもあり、読後の感動は一入（ひとしお）であった。
　同じく葉室 麟さんの「いのちなりけり」も素晴しかった。葉室さんの作品は中村彰彦さんの作品と並んで、本当にはずれがない。
　面白さでは風野真知雄さんの「妻は、くノ一」シリーズがやはり断トツ♪
この作品は既に完結してしまったが、「くノ一」にも少し登場した、松浦静山の娘・静湖姫が主人公の作品が今月出版された。来年が楽しみ～（＾＾）

2011年　こんな本を読みました　（ジャンル別・著者五十音順）

　　歴史・時代小説の部

　・阿井景子　「真田幸村の妻」　光文社時代小説文庫　2001
　・安部公房　「榎本武揚」　中公文庫　1973　　 　
　・池波正太郎　「幕末遊撃隊」　集英社文庫　2009 改定新版
　・井上 靖　「本覚坊遺文」　講談社文芸文庫　2009
　・風野真知雄　「妻は、くノ一」　角川文庫　2008
　・　　〃　　「星影の女　妻は、くノ一 2」　角川文庫　2009　
　・　　〃　　「身も心も　妻は、くノ一 3」　角川文庫　2009　
　・　　〃　　「風の囁き　妻は、くノ一 4」　角川文庫　2009　
　・　　〃　　「月光値千両　妻は、くノ一 5」　角川文庫　2009
　・　　〃　　「宵闇迫れば　妻は、くノ一 6」　角川文庫　2009　
　・　　〃　　「美姫の夢　妻は、くノ一 7」　角川文庫　2010　
　・　　〃　　「胸の振子　妻は、くノ一 8」　角川文庫　2010　
　・　　〃　　「国境の南　妻は、くノ一 9」　角川文庫　2010　　
　・　　〃　　「濤の彼方　妻は、くノ一 10」　角川文庫　2011
　・加野厚志　「悲将　石田三成」　徳間文庫　2009　
　・小泉武夫　「うわばみの記」　集英社文庫　2006
　・神坂次郎　「奇妙（けったい）な侍たち」　中公文庫　2008
　・小松重男　「でんぐり侍」　光文社時代小説文庫　2002
　・澤田ふじ子　「冥府小町　土御門家・陰陽事件簿」　光文社　2011
　・都筑道夫　「血みどろ砂絵　なめくじ長屋捕物さわぎ」　角川文庫　1981　　
　・出久根達郎　「御書物同心日記」　講談社文庫　2002　　
　・　　〃　　「御書物同心日記 〈虫姫〉」　講談社文庫　2005
　・童門冬二　「山田方谷　河井継之助が学んだ藩政改革の師」　学陽書房 人物文庫　2002
　・中村彰彦　「鬼官兵衛烈風録」　角川文庫　1995
　・　 〃 　　「若君御謀反」　角川文庫　2009　　　　　　　　
　・葉室 麟　「銀漢の賦」　文春文庫　2010　　
　・　 〃 　　「いのちなりけり」　文春文庫　2011
　・森 ?外：長尾 剛 編　「?外の「武士道」小説　傑作短篇選」　PHP文庫　2009
　・矢的 竜　「折り紙大名」　中公文庫　2011　　
　・山元泰生　「明石掃部」　学陽書房 人物文庫　2010
　・吉村 昭　「長英逃亡」 ＜上・下＞　新潮文庫　1989　　
　・陳舜臣　「ものがたり　唐代伝奇」　中公文庫　2008　

　この一年間、当へっぽこブログにお付き合いいただき、どうも有難うございました。
2012年も何卒宜しくお願い致します。　
「絶対に笑ってはいけない空港24時」の辰ちゃんに笑いつつ…　　楊ぱち