カテゴリ:The Cars
カーズ(The Cars)の超絶二枚目ベーシスト兼ヴォーカリストだったベンさんことベンジャミン・オール(Benjamin Orr)が既に天に召されていたと知ったのは、彼が地上に別れを告げてから数年後の、確か04~05年頃だったと思う。たまたまネットで知った時のその衝撃たるや!
数日間茫然自失の状態であったが、我に返ってからはカーズのビデオテープやDVD、CD等を再び買い集め、在りし日のベンさんの思い出にどっぷりと浸った。カーズに関する購買欲はこの時がピークで、それ以降に購入したものといえば「Cars Unlocked: The Live Performances」(DVD)ぐらいだ。 ところが昨年、何故か唐突に…というか、ベンさんを除くオリジナルメンバーが再集結したからなのだろうけど、カーズのファイナル・コンサート・ツアーの模様を収めた怪しげなDVDとCDが発売された。87年にリリースされた彼等のラストアルバム(再結成後は除く)「Door to Door」を引っ提げてのツアーで、収録されているのは1987年11月17日にペンシルベニア州フィラデルフィアのスペクトラムで開催されたコンサートである。 こりゃまた今更…と思いつつも、迷わずDVDを購入したのであった。 怪しげなモノなので画質は悪いが、“これが5人揃ったカーズ最後のツアーなのだなぁ”と、観ているうちに何だか込上げてくるものがある。青春時代の甘酸っぱい思い出のように。私の青春は彼等と共にあった。 元々ステージ上ではいつもクールなヴォーカル兼リズム・ギターのリック・オケイセック(Ric Ocasek)が今回はいつも以上にクール、いやクールというかモチベーションだだ下がりのような…。今にして思えば、解散の2文字が頭を過ぎっていたのかもしれないが。 その分、ベンさんが妙に張り切っているように見える。歌詞はちょいちょい間違えてるけど。おまけに“Hello Again”では前奏時にぷらぷらしすぎて、コーラスが始まってから慌てて小走りで位置に付いたりもするけど(^^; “Moving in Stereo”を熱唱している時のベンさんの御尊顔のアップに悶絶。くりんッとした睫毛がたまりません エリオット・イーストン(Elliot Easton)のリード・ギターは相変わらず冴えまくってて、めっちゃ格好いい。キーボードのグレッグ・ホークス(Greg Hawkes)とドラムスのデヴィッド・ロビンソン(David Robinson)はまぁ、良くも悪くもいつもと変わらず。―っていうか、全く記憶に残ってないだけだったりして(><) 「Live in Philadelphia 1987」 The Cars 01: Intro 02: Tonight She Comes 03: Touch and Go 04: Double Trouble 05: You Are The Girl 06: Everything You Say 07: Since You're Gone 08: Fine Line 09: Let's Go 10: Strap Me In 11: Candy-O 12: Moving in Stereo 13: Dangerous Type 14: Drive 15: My Best Friend's Girl 16: Good Times Roll 17: You Might Think 18: Hello Again 19: Magic 20: Just What I Needed (黒字はリックvo.、青字はベンさんvo.) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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