カテゴリ:Queer as Folk
「Queer as Folk」とは日本では未放送ながらごく一部の男性同性愛者並びに腐女子の間でのみ絶大な人気を誇る海外ドラマで、元々99年~00年に英国で放送され、その後米国リメイク版が米国とカナダで00年~05年に放送されるや大ヒットを記録した、ゲイの、ゲイによる、ゲイと腐女子(と普通の人)のためのドラマなのであーる。
英国版は第1、第2シリーズまでだったが、米国版は第5シリーズ(全83話)まで製作された。 今回はその米国版の方を簡単に御紹介したい。 その前に、ゲイでも腐女子でもない(いや、かなり腐女子寄りではあるけれど)私が何故この日本では未放送のゲイドラマ「Queer as Folk(以下「QAF」)」のComplete Series DVD Box(全28枚組)を持っているかというと、当へっぽこブログに綴っている妄想駄文「Heavenly Rock Town」でもお馴染の、米国のニューウェイヴ・バンド・The B-52'sのギタリストだったリッキー・ウィルソン(Ricky Wilson)がゲイだったからで、米国におけるゲイに関する様々なこと―恋愛観や日常生活など―を少しでも知りたかったからだ。 そう、そこで私はYouTubeで検索し、QAFへ辿りついた。おおッ、これがゲイの世界か~。主人公らしきゲイカップルはやけに盛ってばかりだけど…(/ω・\)チラッ 生々しくもゲイゲイしい(?)ベッドシーンの数々に呆気にとられつつも彼等の美しさに目は釘付け すぐさまAmazon.でDVD-Boxを購入して軽い気持で見始めたのだが、ゲイ云々よりも物語の面白さに引き込まれてすっかり夢中になってしまった。 主人公であるブライアン(Brian Kinney)はペンシルベニア州ピッツバーグに暮らす広告代理店の二枚目エグゼクティブのゲイ。夜な夜な友人達―14歳からの親友で同じくゲイの、ブライアンにちょっぴり友情以上の気持を抱くコミックオタクで温和なマイケル(Michael Novotny)、心優しいオカマのエメット(Emmett Honeycutt)、自分に自信のない会計士でやっぱりゲイのテッド(Ted Schmidt)―とゲイクラブ・Babylonに繰り出しては、一夜限りの相手を見つけて快楽に耽る、自由奔放で自己中心的な“A veritable sex machine”…(^^; ある夜、ブライアンは17歳の高校生・ジャスティン(Justin Taylor)と出逢い、自宅に連れ帰ってベッドを共にする。ブライアンにとっては一夜限りの行為であるはずだったが、初体験を捧げたジャスティンはブライアンにすっかり夢中になってしまう。 その夜、ブライアンの大学時代からの友人でレズビアンのリンジー(Lindsay Peterson)は、ブライアンから精子の提供を受け人工授精で男の子・ガス(Gus)を出産。リンジーのパートナーである、弁護士にしてレズビアンのメラニー(Melanie Marcus)は子供の誕生を喜ぶが、ブライアンのことは嫌いだった(後に和解)。 ストーカーの如くブライアンにつきまとい、ゲイの道を驀進するジャスティン。そんな彼の異変に母・ジェニファー(Jennifer Taylor)が気付かぬ訳も無く、自分の息子が完全にゲイであることを知って愕然とする。 一方、父親であるクレイグ(Craig Taylor)は、乗車中のブライアンに自ら車ごとぶつけて怪我を負わせたり、待ち伏せしておいてブライアンをボコボコにしたりと常軌を逸した気狂っぷりを発揮。嫌気がさしたジャスティンは家を飛び出す(でもってこの後夫婦は離婚してしまう)。 ブライアンの家に転がり込んだジャスティンだが、とあることでブライアンに咎められてNYに逃げてしまう。ジャスティンの親友・ダフネ(Daphne Chanders)から連絡先を知らされたブライアンは探しに行くことを嫌がるが、仲間達と一緒にNYに行き、一人でジャスティンの部屋を訪れて無事仲直り♪ →訂正 すみません、先日から改めてDVDを見ていたら記憶違いがありました。 ここはダフネに連絡先を知らされたんじゃなくて、クレジットカードを持って出て行っちゃったわよ!と言われてました。で、ジャスティンがそのカードを使用したおかげ(?)で居場所が突き止められたんですね。 で、今更ですが再び第1話から延々と鑑賞中…(^^; ピッツバーグのゲイスポット、Liberty Ave.のダイナーで働く、マイケルの肝っ玉母さん・デビー(Debbie Novotny)は、AIDSを発症している弟・ヴィック(Vic Grassi)と暮らしている。息子がゲイであることにもちゃんと理解があるデビーは、マイケルが昔使っていた部屋をジャスティンに提供、陽気で眩しい笑顔のジャスティンを“Sunshine”と呼んで可愛がる。 学校ではゲイであることでイジメられたりもしたが、イジメ野郎と偶然Liberty Ave.で会ったジャスティンは、毅然と立ち向かう。 ジャスティンとブライアンの仲はその後も一進一退といった感じであったが、一方マイケルは恋人であるデヴィッド(Dr. David Cameron)とポートランドへ移り住むことを決意。だが引越前日に気持の擦れ違いが起き、デヴィッドはマイケルにフライトチケットを渡して一人で空港に向かった。 その日、正装でキメたジャスティンは高校のパーティーへ。そこへこれまたビシッとキメたブライアンが突然やって来る。二人の息の合った華麗なダンス&熱い接吻に、ゲイだとバカにしていた同級生達も皆ウットリ 人生最高の夜だと喜ぶジャスティンと別れ、ブライアンは愛車に乗り込んだ。ミラー越しにジャスティンの後姿を微笑ましく見ていたブライアンは、車の影から急に出てきた男が棒を持っているのに気付いて慌ててジャスティンを呼び止めるが間に合わず、ジャスティンは男が手にした棒で頭を強打されてしまう。 急いで駆付けたブライアンはその男―仲睦まじい二人に嫉妬したイジメ野郎の足を棒で殴って動けなくしてからジャスティンに駆け寄るが、血まみれになって倒れているジャスティンはピクリともしない。 その頃、ポートランドでデヴィッドと共に暮らす決心をしたマイケルは空港に向かい、搭乗手続を大慌てで済ませて彼の待つ飛行機に乗ろうとするが、そこへブライアンから電話が… ジャスティンの血で真っ赤に染まった純白のスカーフを首に掛け、ブライアンは夜の病院の廊下で一人、止めど無く流れる涙を拭おうともせずただ呆然と座っていた。 そして、そこへ現れたマイケルもまた無言でブライアンの横にそっと腰掛け、黙ってブライアンに寄り添うばかりであった。 果たしてジャスティンとブライアン、そしてマイケル達の運命や如何に!? …とめっちゃ気になるところで第1シーズンは終了。 ブライアンの二枚目っぷりとジャスティンのキュートな笑顔に魅了されて、ついこの二人のことばかり書いたが、他の登場人物達にも様々なエピソードがあり、本当に面白いドラマなのだ。まぁやたらと男の裸が出てくるけど…(^^; 第2シーズン以降も後日また紹介したいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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