カテゴリ:Queer as Folk
00年12月に1stシーズンの放送が開始されて以来、高い人気を誇ってきた「Queer as Folk」も、いよいよこの5thシーズンが最終。今回ファイナルシーズンを御紹介するにあたり、手持ちのDVDを確認がてら鑑賞しているのだが、つい何度も何度も繰り返し観てしまい、すっかり更新が遅くなってしまった。
ブライアン&ジャスティンの恋の行方や如何に!? でもってこの二人を始め、マイケルとベン、テッドやエメット、リンジーとメラニー等 “Queer”(※)達の運命は果たしてどうなる― !? このファイナルシーズンはとても素敵な話なので、需要が無いのは重々承知だが何度かに分けて詳しく御紹介させていただきまする~m(_ _)m ※Queer = ゲイやレズなどSexual Minorityの人々を指す 5thシーズンは劇場版「Rage」の絵コンテでスタート! その「Rage」製作のためジャスティンがハリウッドに滞在している頃、ブライアンはマイケルといつものBabylon(クラブ・バビロン)で踊っていた。前シーズンでベンと結婚したマイケル、夜遊びは深夜0時迄と約束しているらしい。(そういえばブライアンとジャスティンも2ndシーズンで門限は午前3時と決めてたっけ)。 だがそのBabylonが地上げにより閉店。テッドからKinnetik(ブライアンが経営する広告代理店)の新たな投資を勧められていたブライアンは、閉店したBabylonを購入。準備万端整えて再開するもホットなゲイ達は戻って来ず、呆然とするブライアンとテッドだった。 「Rage」が製作中止となりジャスティンがピッツバーグに戻ってみると、ブライアンは相変わらず自宅に男性を連れ込んでHの真っ最中。ジャスティンは、そんな彼に苦笑するしかなかった(^^; ある夜、閑古鳥の鳴くBabylonに出掛けようとするブライアンに、ジャスティンがL.A.で連れて行ってもらった人気クラブの入店方法をアドバイス。 「Sunshine, how did I ever get along without you?」(Sunshine はジャスティンの愛称) 俺は今迄どうやってお前なしでやってこれたんだ?と早速実行に移してみると、これがまんまと大当たりしてBabylonの前にはホットなゲイ達による長蛇の列が! リンジーとメラニーの間に出来た亀裂は深くなり、テッドはイメチェンで金髪にしてみたり(後に整形まで!)、エメットは“Queer Guy”としてローカルニュース番組に出演して人気者になったり、家庭色に染まったマイケルとそういうことを毛嫌いしているブライアンとの間に溝が出来たり、デビーがダイナーを辞めたり(でもすぐに復帰)、ブライアンが守り抜いているBabylon1ホットな男の座を脅かす色男・ブランドンが出現したり、と色々あって…。 梅毒になったりしながらも夜遊びを止めないブライアン。一方、マイケル達のような幸せな結婚や温かい家庭を夢見るジャスティン。このところ二人の意見は食い違ってばかりだ。ジャスティンはロフトで一人寂しくブライアンの帰りを待ちながら、今後の人生について考える日が多くなった。 そんなある日の夜、ジャスティンが望んでいることを知りながらも 「カップルでいるためには二人が同じことを望み、同じ方向に進まないと。もしそれが出来ない…いや、するつもりがないのなら彼等に先はないよね」 「Probably not.(おそらくないな)」 「なら何故僕達はお互い決して上手くいかないと分かっているのに、一緒にいるのかな?」 「Damned if I know.(知るかよ、そんなこと)」 互いに愛し合ってはいるものの、方向性が違いすぎる二人。ブライアンのこの素っ気ない、絶望的な答えを聞き、ジャスティンはあらかじめまとめていた荷物を取り出した。暫し別れの抱擁をし、遂にジャスティンはロフトを後にしたのであった。 同性愛カップルの権利を脅かす『Proposition 14』なる提議の投票可決を阻止しようと、エメット、ジャスティン、デビーの3人は“Stop Prop 14”の集会チラシを街行く人に配っていた。ジャスティンはブライアンと別れ、今はベン&マイケルの家に居ることを二人に告げる。そのうち自分の家を探し、ブライアンのことを想い出して辛くなるかもしれないが一人で頑張ってみると言う。 後日、Babylonでエメットとテッドからジャスティンの居場所を聞いたブライアンは、夜中にもかかわらず酔ったままマイケル宅に押し駆けるや、 「マイケル、お前の勝ちだ。ジャスティンが結婚や家庭なんかを夢見るようになったのはお前達のせいだ!それまでアイツは申し分なく幸せだったんだ!」 と大声でマイケルを責め立てた。 この言葉にマイケルは反論、ジャスティンを擁護する。 「ヤツは決して幸せなんかじゃなかった!お前が“I love you.”と言うのを何年も待ち続けてたんだぜ!ヤツが出て行ったのは俺がヤツを染めたんじゃない、お前のせいだろ!」 …返す言葉のないブライアン。彼がすごすごと帰っていく様子をただ黙って2階から見つめるジャスティンであった。 ジャスティンがボロ家に移り住む準備をしている頃、ブライアンはブランドンと最も熱い男の座を賭けて、“熱い男10人斬り対決”に挑むことに…って懲りずに何やってんだか “Stop Prop 14”集会の帰り道でジャスティンはブライアンとバッタリ。お互い少々ぎこちなくも笑顔で会話して別れるのだが、この後の、夜道を一人で歩くブライアンのバックで流れる曲が、Stine J.の“You Are My Sunshine”なのだ。 ♪You are my sunshine ~ My only sunshine ~ という、あの馴染みの曲を現代風にアレンジして女性が歌っているのだが、この意外にも悲しい失恋ソングの歌詞が、まるでブライアンの胸の内を代弁しているかのようで泣けてくる。ジャスティンの愛称が“Sunshine”なのも出来すぎだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.12 17:28:43
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