カテゴリ:Queer as Folk
引き続き「Queer as Folk」のファイナルシーズンについて。1st~5thシーズン全83話中80話まで御紹介したので残すところあと3話分、もう少しだけお付き合いくださいm(_ _)m
放送開始から5年目にしてようやくジャスティンに「I love you」と告げたブライアン。 果たして二人の愛の行方や如何に!? 葬儀に訪れたブライアン。そこには多くの参列者に混じり、沈痛な面持ちのテッド、エメット、ジャスティン、悲しみに沈むメラニーとリンジーの姿が。悲嘆するデビーの手をそっと握り、励ますようにベンの肩に手を置く。そして柩を覗いたブライアンは、中に横たわっているのが自分であることに驚く。更に振り返ると、死んだはずのマイケルが背後にいてブライアンの死を悲しんでいた―。 夢の中の柩の蓋が閉まる音で目を覚ましたブライアン。事故現場のBabylonに夜通し残っていた疲れからか立ったまま僅かばかり寝てしまったようで、既に午前7時になっていた。同じく現場に残っているテッドが言うには、誰かに爆弾を仕掛けられたらしい。おそらく“Stop Prop 14”に反対する者の仕業であろう。現場検証中のカール曰く、死者4名、負傷者67名うち重傷者11名という大惨事である。マイケルの容態についても尋ねると、まだ手術中だとのことだった。 一旦会社に寄ってから、ブライアンは初めてジャスティンのボロアパートに足を踏み入れた。夢である馬小屋やプールの付いた田舎の大邸宅とはいかないけれど、とにかくここが自分の居場所なんだ、と絵を描きながら答えるジャスティン。 何もないけど何か買ってこようか?と気を遣うも、ただお前が大丈夫かどうか見に立ち寄っただけだからいいよ、とブライアン。 抱き寄せようとするブライアンを「絵の具が付いちゃうから」とまたしても気遣うジャスティンに 「構わないって。昨夜、俺がお前に言ったことを聞いてなかったのか?」 「聞いたよ、『愛してる』って」 「なら、俺と結婚するってどうだ?(Then how about marrying me?)」 おおッ!なんとブライアン、ここでまさかのプロポーズだーッ!! だがジャスティンはブライアンをまじまじと見ながら「は?(What!?)」と聞き返し、笑いながら 「バカなこと言うのはやめてよ(Stop being ridiculous.)」 「バカなことなんか言ってない」と、真面目顔のブライアン。「本気だ」 本気じゃないって、結婚なんかクソくらえってずっと言ってたじゃないか、と取り合わない。 「でも気が変わったんだ」 「僕もだよ」とジャスティン。おそらく上手くいかないであろうブライアンとの結婚願望は失せたらしい。おまけに、ブライアンがそんなことを言うのはマイケルのことで気が動転しているからで、また以前の生活に戻れば元に戻るよ―と素気ない。 「お前なしでは無理だ(Not without you.)」となおも食い下がるブライアンに 「僕はブライアンのことはよく知ってる…すごくよく知ってるんだから。言ってくれて有難う。だけど答えは『No』だよ」 そう言って再びカンバスに向かうジャスティンに、それ以上何も言えないブライアンであった。 テッドはBabylonが思っていたよりも早く再建出来そうだと喜ぶが、ブライアンにその気はなかった。そのうえロフト売却をもジェニファーに依頼(ジャス母は不動産業に従事しており、ブライアンの会社・Kinnetikのオフィスなども彼女が世話している)。 仕事話ついでにブライアンはジャスティンに結婚を申し込んだが断られたことを告げる。ジェニファーは驚きつつ、ブライアンに義母(mother-in-law)になれなくて残念だと伝えた。 後日、ブライアンは愛車・Corvetteの助手席にジャスティンを乗せ、見せたいものがあるからとウェストバージニアに向かっていた(ピッツバーグからだと車で30分以内らしい)。 着いた先はテニスコート、プールに馬小屋まで付いた大邸宅。 「誰が住んでるの?」 「俺達だ」 「はッ!?」 「買ったんだ」ええッ、買っちゃったの!? 以前、ジャスティンが夢である馬小屋やプールの付いた田舎の大邸宅とはいかないけれど、ここが自分の居場所だと言ったことをブライアンはちゃんと覚えており、ここがその夢の通りだといいけど…とブライアン。それ以上だよ、とジャスティン。だが 「でも言ったよね…」 ジャスティンに結婚の意思がないことはブライアンも承知している。だがその上で強引に押しまくるブライアン。これって1stシーズンでその気のなかったブライアンにまとわりつき、自信満々に押して押して押しまくって恋人の座を手に入れたジャスティンの行動と似てるかも!? 「To prove to the person that I love how much I love him. That I would give him anything, I would do anything...I'd be anything...to make him happy.」 (俺が愛しているその人にどれだけ愛しているかを証明したい。彼を幸せにする為なら何でも与えたいし何でもするし…何にでもなる) ブライアンの余りにもストレートな愛の言葉に思わず顔がニヤけるジャスティンであったが、まだ半信半疑の様子。「本気なんだ」と念を押すブライアン。 「ここ買ったの?この大邸宅、買っちゃったの?」 「俺の王子様にな(It's for my prince.)」 はは…二の句が継げず、もう笑うしかないジャスティン(^^; 「でもってロフトとクラブは売りに出してるんだ」 「僕の答えがまだどうかも分からないのに?」 「愛に賭けてるんだ(I'm taking a chance on love.)」 とか言ってちょっと照れてるブライアンがいやはや何とも…。 ここにきてジャスティンもようやくブライアンが本気だと確信したらしい。これ以上ない位に本気だ、とまたしても念を押すブライアン。 暫し考えた末に答えを出したジャスティン、一歩進んでブライアンの前に立った。 「OK(Okay.)」 「OK?(Okay?)」 「やろうよ(Let's do it.)」ニコッ(^^) 「言えよ(Say it.)」 「Yes(Yes.)」ニコニコッ 「Yes何だ?(Yes, what?)」 途端に俺様に戻るブライアン。 「Yes. Yes... I will marry you. I will marry you.」 結婚する、結婚するよ― こうして遂に結婚を決意したジャスティンとブライアン。二人は暖炉の前で甘~い甘~い夜を過ごすのであった。 鳴呼、この幸せがいつまでも続けばいいのだけれど…。次回へ続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.17 02:15:49
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