カテゴリ:史跡巡り
今月初め、およそ2年ぶりに京都へ行ってきた。
今回は嬉しいことに日がな一日レンタカーで観光名所を見て回るという、夢のような京都旅だった。同行してくださった懐の深い同級生・Tさんには心から感謝しております m(_ _)m オオキニ さて京都駅でレンタカーに乗せていただき、まず最初に向かったのは東寺(教王護国寺)であった。世界遺産にも登録されている、おそらく誰もが知っているであろうこの寺に、私は45年も生きてきて何度か京都を訪れているにもかかわらず、今の今まで一度も足を運んだことがなかったのである。 初めての東寺。五重塔だけがよく目立つ古い寺だとばかり勝手に思っていたのだが、入ってみてビックリ!国宝だらけの凄いお寺じゃないですか!(゚Д゚)スゲェ!! 特に、講堂にずらりと居並ぶ五智如来(五仏坐像:大日如来、阿弥陀如来、宝生如来、不空成就如来、阿閦如来)、五菩薩(五大菩薩坐像:金剛波羅蜜多菩薩、金剛法菩薩、金剛宝菩薩、金剛業菩薩、金剛薩埵)、五大明王(五大明王像:不動明王、軍荼利明王、降三世明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)、梵天坐像、帝釈天半跏像、四天王立像は圧巻であった。嗚呼、三日三晩講堂にこもってひたすら見続けていたい…。 また秋期特別公開ということで、宝物館で開催されていた「東寺の十二天像 灌頂儀式の世界」も覗いてきた。灌頂儀式とは密教の奥義を伝える儀式のことだそうで、この儀式にまつわる古文書や秘密道具等、更に国宝十二天屏風や十二天像などが展示されていた。が、こっちには興味が湧かなかったのでほとんど覚えていない。何だか勿体無いことをしたような気がする。 続いては平安神宮へ。これまた平安時代あたりから続く由緒ある神社だと勝手に思い込んでいたのだが(八坂神社と勘違いしていたようだ)、桓武天皇の平安遷都1100年祭を記念して、明治28年(1895)に桓武天皇を祭神(後に平安京最後の天皇である孝明天皇も合祀)として創建された神宮だと知り、ちょっぴり拍子抜け。道理で歴史の息吹を肌に感じなかったわけだ。 “末つひに海となるべき山水も しばし木の葉の下くぐるなり”とは、ここで引いたおみくじに書かれていたお言葉。「百歩の道」も「一歩」から、力を貯え心を練り努力せよ――とのこと。 平安神宮最大の見所は神苑(庭園)であるらしいのだが、庭に全く興味がないので今回は見送り。 神宮からてくてく歩くこと暫し、次に訪れたのは臨済宗南禅寺派大本山・南禅寺。ここの心落ち着く静謐さが実に素晴らしかった。つい先ほど庭には興味がないと書いたばかりだが、小堀遠州作の方丈前庭には趣があった。 (余談だが、岡山市内にあった小堀遠州作と伝えられる池泉廻遊式の美しい庭園・東湖園が、いつの間にやら取り壊されていて驚いた。本当に遠州作だったら何と勿体無いことを…) 南禅寺の庭園 びっくりドンキーで昼食を済ませて次に向かったのは、これまた世界遺産に登録されている金閣寺(鹿苑寺) 金閣寺といえば真っ先に思い浮かぶのは将軍様や新右衛門さん。母上さま、お元気ですか~♪ 小学校の修学旅行で30数年前に一度来たことがあるが、当時は金箔が剥げて何だかみすぼらしい建物であったように記憶している。なので今の金ピカ金閣寺を目にするのは初めて。うーん、眩しすぎる。 金ピカ金閣寺 金角・銀角といえば「西遊記」に登場する平頂山蓮華洞に住む魔王兄弟であるが、金閣ときたらやっぱ銀閣でしょ(^^)ということで最後に向かったのはまたしても世界遺産に登録されている、東山文化を代表する名建築・銀閣寺(慈照寺)。 十二分に名所観光を楽しんだ後、レンタカーは一路新大阪駅へ 夜の京阪を車で移動するなんて初めてのことだし、今後こんな機会があるかどうかも分からないので、オバハンの胸はワクワクしっぱなし ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ 本当に楽しい京都旅だった♪ ずっと運転してくださったTさん、どうも有難うございました。御恩は決して…いや当分…忘れません m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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