Pastime Paradise

　折角exciteさんにて御朱印ブログを開設したものの、寺社の写真が貼れないという…
他に移るのも面倒だし、今までどおりここに貼っていくとしよう。

　10日ほど前、原付で市内中心部の寺社を回ってきた。まずは、岡山の地名由来の備前岡山総鎮守・岡山神社。かつては岡山という現在の岡山城本丸の地に鎮座していたが、宇喜多直家が岡山城を築くにあたり現在の社地に遷し岡山城の守護神として社領を寄附され、宇喜多秀家が本殿を、小早川秀秋が拝殿以下を造営したという。
　次に向かったのは、その宇喜多家の菩提寺である光珍寺。お寺といってもこれがまた普通のビルだったりする。入ってみると宇喜多さんファンを狙った作りとなっており、風情も何もない。それでも一応、御朱印だけはいただきたい、と事務所前にある呼鈴（電話）を鳴らすも誰も出てきてくれなかった。
　諦めて次なる目的地・大雲寺へ。そういえば“大雲寺交差点”はよく通るものの、お寺には一度も行ったことがない。中国地蔵尊霊場第二番札所なのだとか。交差点のすぐ北東にあるお寺はこじんまりとしており、年配の女性の方が熱心にお地蔵様（「日限のお地蔵さん」と呼ばれているらしい）にお参りしていた。以前最上稲荷で購入した新しい御朱印帳に御朱印をいただき、そのうえ表紙に題字まで書いていただいた。有難たや～。

　　岡山神社
　　光珍寺・宇喜多さんの間

　5月末日は休みだったのでちょっと遠出し、車で2時間ほどかけて真庭市へ行ってきた。目指すは標高430Mの山上にあるという中国三十三観音霊場第四番札所・木山寺だ！
　岡山市を抜け総社市を通り高梁市を過ぎてやっと真庭市へ。道の駅で地元のおばちゃん達に道を尋ね、教わった山道を突き進むと、大自然に突如出現する極楽浄土――それが木山寺だった。応対してくださった女性もとても感じのいい方で、山道ドライブの疲れも一気に吹き飛んだ。これで岡山県にある中国三十三観音霊場8箇所は全て回った。次は広島か鳥取か…。
　山道を下っている途中にある木山神社にも立寄り、御朱印をいただいた。ここも明治時代の神仏分離令により木山寺と木山神社に分離され、現在に至っているそうな。
　目的を無事果たし、岡山に向けて県道をとろとろと戻っていると、何やらお寺の看板が。真庭に来ることなど滅多にないだろうからついでに寄ってみようと脇道に逸れて走ると、勇山寺という小さなお寺があった。んー、勝手に入ってもよいのだろうか、と恐る恐る敷地内に足を踏み入れると、書置きの御朱印が置かれてあった。お金を払って勝手に取れってこと!? よく分からぬままにとりあえず御朱印代300円を納めてから1枚いただいて帰った。帰宅してから調べてみると、本尊の薬師如来、持仏の不動明王と二童子像は国の重要文化財に指定されているという。ええッ、そんな立派なお寺だったの!?　もっとじっくり見て帰ればよかった～（T T）
　更に車を走らせていると、またしてもお寺の看板が山の麓に！
“日本三社の一　祇園牛頭天王　備中西国六番真言宗　別格本山祇園寺東参道口　祇園寺3KM”
山道3KMか…車は古いし、運転も下手だし、どうしよう。先程の木山寺の道中も結構怖かったしなぁ…と思案すること暫し。でも御朱印に対する情熱が私の背を押した、ええい、行ったれ！
　…嗚呼、やっぱり止めときゃよかった。細い山道をくねくねと上っていく。めっちゃ怖い。もしここで車が止まったら、間違いなく死んじゃうよ　行けども行けどもお寺なんかないし、かといってUターンも出来ず、半泣きになりながらとにかく走っていくと、ついに案内標識が！そこから更に進んだところにやっとお寺を発見！標高500Mの山上に聳え立つ祇園寺だ。
　御朱印は書置きのものだったが、応対してくださった女性の方がこれまた感じのよい方だった。何とかここまでは来れたけど帰るのがものすごく怖いです～（＞＜）などと泣き言を言うと、「大丈夫、ちゃんと帰れますよ。三叉路の所を左に曲がってあとは真直ぐ進んでくださいね」と励ましてくださった。行きは無我夢中で回りなど全く目に入らなかったので、この助言は本当に有難かった。帰りにこの言葉を思い出さなければ、確実に三叉路を直進して道に迷ったことだろう。

　　木山寺
　　木山神社
　　勇山寺（いさやまじ）
　　祇園寺

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　 御朱印
　　御朱印帳（最上稲荷）　題字は大雲寺で御記入いただいた
　　大雲寺　　　岡山神社　　　勇山寺
　　木山寺　　　木山神社　　　祇園寺