カテゴリ:邦画
昨秋までEXILE系(以下ザイル系)が嫌いだった。嫌いというより全く興味がなかった。ヴォーカルがヤクザみたいな人だということ、私が愛してやまない“銀河鉄道999”をカヴァーしやがったこと、誰かの親父さんがEXILEのタイミングずらして回るやつに巻き込まれて死んでしまったらしいということぐらいしか知らなかった。
それが昨秋、たまたまパート仲間さんが映画を見に行くというので、のこのこ付いて行って鑑賞したのが「HiGH&LOW THE RED RAIN」という映画だった。主要登場人物はほぼザイル系だったため誰一人分からず、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけない科学博士24時」の放送前だったため斎藤工さんもこの頃はまだ知らず、「HiGH&LOW」の世界観も全く分からずに鑑賞したのだが、素直に面白かった。 どうやら2015年10月~12月までTVドラマでシーズン1が、2016年4月~6月までシーズン2が放送されており、2016年7月に映画「HiGH&LOW THE MOVIE」も公開されていたらしい。 「HiGH&LOW」の世界観を知りたくなり、シーズン1&2と映画のDVD並びに「HiGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM」(ドラマや映画で使用された劇中歌が収録された2枚組アルバム)まで購入、恥ずかしながらすっかりハマってしまった。 2017年8月には「HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY」が公開。そして今月、ついに「HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」が公開され、先日鑑賞した次第である。 大まかなストーリーはというと…。(Wikiさんより) 伝説はとある街から始まる。かつて「ムゲン」という伝説のチームがこの地域一帯を支配していた。その圧倒的な勢力により、かえってその一帯は統率が取れていた。 だが、ムゲンに唯一屈することなくたった2人で互角に渡り合った兄弟がいた。「雨宮兄弟」である。両者の決着は着かないまま、ある事件をきっかけにムゲンは解散し、雨宮兄弟も姿を消した。 その後、その地域一帯に「山王街二代目喧嘩屋 山王連合会」「誘惑の白い悪魔 White Rascals」「漆黒の凶悪高校 鬼邪高校」「無慈悲なる街の亡霊 RUDE BOYS」「復讐の壊し屋一家 達磨一家」という5つのチームが頭角を現した。その地域一帯は各チームの頭文字を取って「S.W.O.R.D.地区」と呼ばれ、S.W.O.R.D.地区のギャング達は「G-SWORD」と呼ばれ恐れられた。さらに、「敵か? 味方か? 謎の勢力 MIGHTY WARRIORS」が出現する。 時はムゲンの解散から1年後、男達のプライドをかけた新たな物語の幕が上がる――。 これらに更に「DOUBT」なる極悪スカウト軍団や「PRISON GANG」なる凶悪凶暴な囚人達で組織された戦闘集団、「九龍グループ」なる日本の裏社会を支配する9つの極道組織からなる極道連合組織やらが絡んで、なかなか面白い作品なのであーる。 出演者の大半がザイル系なので若干お遊戯感はあるものの、意外な俳優さん達も出演しており、知っている役者さんが登場するとちょっと嬉しい。 九龍のヤクザを演じてらっしゃるのは津川雅彦さん、岩城滉一さん、岸谷五朗さん、高嶋政宏さん、西岡徳馬さんといった役者さん達で、安心して見ていられる(といっては失礼だが)。 先日公開された「FINAL MISSION」ではひょこっと渡辺裕之さんが登場。ファンでも何でもないが、何故か嬉しかった。 ドラマを見て最初にいいな♪と思ったのは、「RUDE BOYS」のリーダー・スモーキー役の窪田正孝くんど、同じくRUDEの一員・P(ピー)役のZENくん、そして「鬼邪高校」の番長・村山良樹役の山田裕貴くん。窪田くんと山田くんは若手俳優さんで、ZENくんは日本人初のプロフェッショナルパルクールアスリートだということを後で知った。ザイル系では「White Rascals」のリーダー・ROCKY役の黒木啓司さんがいいかな。でも彼が所属するEXILE THE SECONDのPVを見てみたら、あまりのイケイケオラオラっぷりにドン引いたけど… ザイル系を毛嫌いしていた自分が、まさかこんなにどっぷり「HiGH&LOW」にハマってしまうとは、夢にも思わなかった。人生、何があるか分からないものだ。 今ではEXILEもEXILE THE SECONDも、三代目 J Soul BrothersもGENERATIONSも、劇団EXILEも知っている(「HiGH&LOW」出演者のみだけど)。知っているというだけで、全くファンではない。だけど「HiGH&LOW」だけは好きだ。今回の「FINAL MISSION」で一応の区切りがついてしまうのは、本当に寂しい。 8月にTV放送された「HiGH&LOW THE MOVIE」は視聴率3.8%で、金曜ロードショー歴代最低視聴率を記録したらしいが、この劇場版1作目はドラマを見てないと世界が分からないから、仕方ないわなあ。私がたまたま最初に見た「RED RAIN」はスピンオフ作品だったため、分からないなりに楽しめたけど。 「HiGH&LOW」のいいところは、登場人物がアホみたいに多いにもかかわらず、ちゃんとそれぞれにスポットが当たっているという点だ。「END OF SKY」の完成披露プレミアイベントでは何と60人が登壇したのだが、50人くらいは…いや、40人くらいはどのキャラか分かるからスゴい。 『HiGH&LOW END OF SKY』完成披露プレミアイベント → こちら 大人の男性にはキツい気もするが、女性や若い男の子なら楽しめる作品だと思う…楽しめるんじゃないかな…楽しめるかもしれない(^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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