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2018.09.30
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カテゴリ:岸部四郎さん
​​ 「秋だぜ!岸部シローちゃんまつり」、第5夜の今宵は、ザ・タイガースの主演映画第3弾にしてシローちゃん(岸部四郎さん)が初めて演技を披露した、69年7月公開の「ザ・タイガース ハーイ!ロンドン」について。

            
​​ビートルズ、ミニスカート、カーナビーストリート…​
憧れのロンドンで、タイガースが大暴れ!!

 GSの本場ロンドンでタイガースが巻き起こす、夢と笑いと音楽の世界!
 華やかなスポットライトを浴び、熱狂するステージで歌いまくるザ・タイガース。だが、スケジュールに追われる彼らには共通の願いがあった。それは “自由で気ままな時間が欲しい” ということ。そんな彼らの前に現れた悪魔の化身・出門鬼太郎。出門は魂と引き換えに自由な時間をくれるというのだが…。(DVDパッケージより)
 
 ――とまぁ、コッテコテのアイドル映画である。前作2本は未見だが、これより更にコッテコテらしい。如何にも昭和のアイドルという感じ(^^;
 タイガースのマネージャー役に左とん平さん。「西遊記II」で猪八戒役を演じ、悟浄役のシローちゃんと息の合った演技をしていた、あの八戒だ。出門鬼太郎役は藤田まことさん。ヒロイン・新倉めぐみ役は久美かおりさん。久美さんはこの映画の撮影を最後に芸能活動を休業し、翌年芸能界を引退したらしい。

 この映画に関して、シローちゃんは自著の中でこんなことを記している。
 “…グループに入って、自信も存在理由も失いそうになっていたぼくに、新しい自分を発見するチャンスが訪れた。
 あれは、タイガースに入って3ヶ月目くらいのことだったと思う。
「ハーイ!ロンドン」
というタイガース主演映画の撮影で、ロンドンへ行くことになった。ぼくにとって初めての芝居体験である。外国に出て、珍道中気分だったぼくは、実に気楽な気持ちで撮影に入った。台本も難しそうには思えない。
 他の4人のメンバーは、二枚目バンドの宿命で、下手な標準語で気どってセリフをしゃべる。ところが、ぼくは京都弁丸出し。誰かが言ってくれた言葉が、現在も心にある。
「シロー、案外うまいやないか。すごく雰囲気、出てるよ」
(!!)
 そのうち、みんなが「リアリティがある」とか「シロー、役者になれるで」とか言ってくれる。そこで、ぼくは初めて自信らしきものを手に入れたのである。小さな光が見えたような気がしたというと、ワザとらしいか? この芝居との出会いが、ぼくの将来を決定するとは、もちろん気づくはずもない。
(ぼくに、芝居が出来る)
 これは、大きな発見だった。” 
(岸部シロー著『ニュー30'Sの憂鬱』より長めの抜粋。ごめんね、シローちゃん)

 ホント、シローちゃんの言うとおり、シローちゃんの台詞回しは他のメンバーと比べて確かに上手い。というか、4人(&ヒロイン)が棒読みすぎるというのもあるけど…。おまけにシローちゃんの単独台詞は20コもないのだけれど…(^^;
 「暑いなぁ、この部屋は。よぉこんなトコみんないるわ」
(廊下?で寝てたシローちゃんが楽屋に入ってきて)
 「でも時間までに帰ったらエエわけやろ。…キエ~ッ!痛い痛い痛い…あ゛~ムカッ
(時間を買って遊んできたジュリーが証拠に持ち帰ったカブトムシに指を挟まれて)
 「ほんならこんな所でグズグズしている場合やないやないか」
(出門の手先の美女に誘惑されて海まで来たものの、美女が突然消えて騙されたと気付く)
 「そら当然やな。ちょっと散歩行ってくるわ」
(泊めてくれというヒロインを皆で追い返すも、散歩のふりをして後を追おうとする心優しいシローちゃん)
 「オレはもう、ハイドパークあたりで寝たいわ」ふぁ~眠い..
(ロンドンに着いて早々、寝たいという…。彼は楽屋でも、車内でも、飛行機内でも寝てばかり)
 「あれぇ、この振り子止まってるで」
(帰りの飛行機までまだ時間があると思っていたら、出門が時計を止めていた!それに気付いたシローちゃん、偉いッ!!)

 シローちゃんは演技も実に自然体。表情も演技もず~っとやる気なさげなのに、出門の手先の美女や、英国美女を追いかけるシーンでは、満面の笑顔で瞳キラキラきらきら うん、分かりやすくてグッド

 それにしても、この作品を見て感じるのは、シローちゃんのスタイルの良さ!
身長187cm、スラリとして実に格好いいということハート(手書き)
 顔やオーラではジュリー(沢田研二さん)やピーさん(瞳みのるさん。シローちゃんの次にお気に入り)には敵わないが、並んで立つと断トツでシローちゃんが格好いい(*^^*
 サリー兄ちゃん(シローちゃんの実兄・岸部一徳さん)やタローさん(森本太郎さん)も長身なんだけど、ちょっと痩せすぎなのか、シローちゃんほどスタイルいいとは思えないんだよね。
 バブル期は3高男(高学歴・高収入・高身長)がもてはやされたけど、やっぱり身長って大事やね。

 芝居が出来る!という新たな発見をしたシローちゃんは、タイガース解散後は役者として歩むことに。そして「遠山の金さん」でのドジな南町同心・赤目玄蕃役や、「西遊記」でのクールな河童・沙悟浄役で、お茶の間ではすっかりおなじみの役者さんとなるのであった。





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Last updated  2018.09.30 00:59:53
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