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2020.09.25
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カテゴリ:80's 洋楽
「現代における有名なフェスの基礎を作ったのよ」by Kate Pierson (The B-52's)

       

 8年前の2012年に『80年代の3大Rock Festival』と題して、「US Festival」「Rock in Rio」「Live Aid」を紹介する駄記事を書いた。
 その内の一つであるUS Festivalは、Apple Inc.の共同設立者の一人であるスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)が野外フェスをやろうと思いつき、私財を投じて開催したもので、82年と83年にカリフォルニア州サンバーナーディーノで開催された。
 83年の第2回は日本でも『ベストヒットUSA』の特番枠で放送され、私もビデオ録画しながらリアルタイムで視聴したので今でもはっきりと覚えているが、82年の初回の方はYouTubeにupされている画質の悪い映像でしか見たことが無く(ラモーンズのステージ映像は綺麗な画質で上がっているけど)、ずっと残念に思っていた。
 ところが!18年に『Us Festival : 1982 The Us Generation A Documentary Film About The Making Of The 1982 US Festival』という、82年USフェスのメイキングドキュメンタリーBlu-ray & DVDが突如発売されたのである。主催のスティーヴ・ウォズニアックをはじめとする関係者や出演者のインタビューと共に当時を振り返る――という、それだけでも大変貴重なのだが、さらに出演バンドの半分くらいは1曲まるまる演奏シーン(画質よし)が入っていて、もう感涙モノなのであーる。
 82年のUSフェスの出演者は以下のとおり。

​Friday, September 3​
  Gang of FourThe RamonesThe English BeatOingo BoingoThe B-52'sTalking HeadsThe Police
​Saturday, September 4​
 Joe SharinoDave EdmundsEddie MoneySantanaThe CarsThe KinksPat BenatarTom Petty & the Heartbreakers
​Sunday, September 5​
 Grateful DeadJerry Jeff WalkerJimmy Buffett and The Coral Reefer BandJackson BrowneFleetwood Mac

 
カーズ!B-52's!ラモーンズ!ポリス!トーキング・ヘッズ!トム・ペティ!フリートウッド・マック!朝一番でグレイトフル・デッド!!
 ウォズニアックがかなりの太っ腹でギャラがべらぼうによかったらしく、83年のHeavy Metal Dayでトリを務めたヴァン・ヘイレン(Van Halen)は150万ドル(当時で約3億6,000万円)でギネス記録になったという。このDVDに登場するB-52'sのvo.ケイト・ピアソン(Kate Pierson)もギャラが100万ドルだったと言っており、他の出演者たちもとにかくギャラが破格だったと口を揃えて言っていた。
 さて、そんな下世話な話はさておき、
「The B-52'sの演奏は間違いなく最高だった。観客の盛り上がりはその日一番さ」by Stewart Copeland (The Police)
「最高潮のノリだったとあとで聞いたわ。メンバーも大興奮で勢いが止まらなかった」by Kate
 ポリスのスチュワート・コープランド(Stewart Copeland)のコメントも嬉しいB'sのステージであるが、めっちゃノリノリの “Strobe Light” の演奏が1曲まるまる見られて感激♪ 
 でもってカーズもこれまたベンさんことベンジャミン・オール(Benjamin Orr)の麗しきご尊顔&美声を十二分に堪能できる “Bye Bye Love” が1曲まるまる入っていて大興奮♪
 このDVDの選曲の素晴らしさ!勿論、ポリスの “I Can't Stand Losing You” も圧巻である。 
 
 USフェスは「80年代のウッドストック」とも称されるが、ウッドストックは実のところ色々と悲惨だったらしいのに比べ、USフェスは綿密な準備が功を奏して大成功を収めた。82年も83年もそれぞれ1,200万ドル(当時で約29億円)の損失を出したそうだが、ウォズニアック曰く
「お金は失ったけど、そんなことはたいした問題じゃない。大事なのは、たくさんの人があそこで楽しい時間を持てたことだよ」
 
 80年代洋楽好きなら、是非とも押さえていただきたいDVDである。何度も言うが、80年代は本当に最高の時代だった――思い出補正を抜きにしても。

 それにしても…。伝説のUSフェスから38年の歳月が流れ、ラモーンズのジョーイ(Joey Ramone)、ジョニー(Johnny Ramone)、ディー・ディー(Dee Dee Ramone)、カーズのリック(Ric Ocasek)にベンさん、The B-52'sのリッキー(Ricky Wilson)、それにトム・ペティ(Tom Petty)もデッドのジェリー・ガルシア(Jerry Garcia)もギャング・オブ・フォーのアンディ・ギル(Andy Gill)も、みーんな既にこの世にはいないんだよね…(T T)





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Last updated  2020.09.25 02:31:06
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