カテゴリ:The B-52's
『Party Mix!』 released on July 24, 1981
奇妙奇天烈なサウンドとルックスで世界中に衝撃を与えたThe B-52's。レコード会社(ワーナー)はニューアルバムのリリースを熱心に望んでいたものの、バンドの準備がまだ整っていなかったため、ワーナーは以前リリースした曲を繋ぎ合わせたものに金管楽器を付け足すと共に、オーバーダビングやサンプリングも加えた6曲入・リミックスアルバムの製作を苦肉の策として考え出した。 こうして生まれた「Party Mix!」であるが、この種のアルバムとしては初期のモノの内の一つで、すぐさま業界標準となったという。 ジャケット写真は5人が共同出資して購入したマホパックの自宅で撮影されたもので(79年12月頃に揃ってNYに出てきて、全員が一つ屋根の下で生活していた。この大邸宅での共同生活は82年秋頃まで続いた)、撮影したリン・ゴールドスミス(Lynn Goldsmith)は2ndアルバム「Wild Planet」のカヴァーアートを手掛けた方である。でもってこの「Party Mix!」のカヴァーアートは、アイランド・レコードのアート・ディレクターであるトニー・ライト(Tony Wright)によるもの。トニーさんはB'sの1stアルバム「The B-52's」のカヴァーも手掛けてくれた方なのだが、1stには “Sue Ab Surd” という偽名でクレジットされている。こんな得体の知れないおバカなバンドのジャケットを手掛けるのは恥ずかしかったのだろう…。 「Party Mix!」はBillboardチャート55位、英国では36位と、まずまずの売上であった。 レコードのA面3曲(1-3)は2nd「Wild Planet」からで、B面3曲(4-6)は1st「The B-52's」から。リミックスも悪くない――というか、何となくB'sの楽曲はリミックスによく合うような気がする。私はこのアルバムは購入しておらず、91年に発売された、次回ご紹介する82年リリースのEP&「Party Mix!」が1枚に収まっているCDを持っている。もし今からの購入を検討されている方がいらしたら、余程のマニアかコレクターでない限りは「Party Mix! / Mesopotamia 2 Albums on 1 Compact Disk」の方をお勧めする。 前回の第4夜から2ヶ月以上もサボってしまい、その間に新年を迎えてしまった。 恭喜發財!今更ながら明けましておめでとうございます。今年は丑年 ♪犬がこの世から居なくなり ウシがペットになったなら 部屋の中で飼ったりすると 場所を取られてしょうがない~ 嘉門達夫(現・嘉門タツオ)さんの “ウシ” を口ずさみつつ、本年も宜しくお願いモウし上げます m(_ _)m ヨロシュウ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021.01.08 05:07:03
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