カテゴリ:The B-52's
『Sixteen Dances』 released on October 2, 2015
DISK 1 World Music Festival, Montego Bay, 25th November 1982
英国のEasy Actionというところから2015年10月にリリースされた、2枚組のライヴアルバム。 Disk-1は第18夜で御紹介した『Jamaica World Music Festival』と同じで、Disk-2は第14夜(&第16夜)で御紹介した『Live In The Studio January '78』とこれまた同じ内容である。 なのでB'sのライヴ演奏に興味をお持ちの方がもしいらしたら、2011年にリリースされた初の公式ライヴアルバム『With the Wild Crowd! Live in Athens, GA』(2011年2月のライヴなのでリッキーはいないけど)と、公式第2弾の『Live! 8.24.1979』、でもってこの2枚組『Sixteen Dances』を抑えておけばOK。だけどそれもYouTubeやSpotifyで十分な気がする。 私も手持ちのCDは全てiTunesに読み込んでそこから聴いているので、音楽を聴く楽しみより、単に所有欲を満たすために購入しているだけだ。まぁリッキーがこの世を去ってから既に35年、過去の記録を買い漁るしかないからなぁ…(T T) さて、この『Sixteen Dances』にもちゃんとしたライナーノーツ(14Pもあって写真もそこそこ)が付いていて、CD購入派には嬉しいかぎり。リッキーに関する記述もちらほら見受けられる。 「彼らはリッキーのモズライト――最初の2枚のアルバムのサウンドをほぼ片手で定義したビヨーンと鳴るギターによって、他とはまったく異なる独特のサウンドを持っていた」 「悲しいことに創設メンバーのリッキー・ウィルソンはもう私たちと一緒にはいないが、彼は当時のB-52'sのサウンドにとって、精力的な2枚のレコードを飾る多くの曲を共同執筆している」 “twangy guitar” を「ビヨーンと鳴るギター」と訳してしまったせいで、随分と間抜けな文章になってしまったが、まぁこのような感じでバンドの歴史を『Whammy!』あたりまでざっくり紹介しており、こう締められている。 「バンドは今日までスタジオアルバムをリリースし続けており、2008年にはフレッド・シュナイダー(Fred Schneider)、ケイト・ピアソン(Kate Pierson)、シンディ・ウィルソン(Cyndi Wilson)、キース・ストリックランド(Keith Strickland)というラインアップで『Funplex』がリリースされた。リッキー・ウィルソンは悲しいことに1985年10月に亡くなった」 そして最後には “This album is dedicated to Ricky Wilson”――このアルバムをリッキーに捧げる――とある。いいレーベルだなぁ、Easy Action Records。 ちなみに、このアルバムのジャケットにも使用されている写真にアイランド・レコードのアート・ディレクターであるトニー・ライト(Tony Wright)がちょちょいと手を加えたものが、1stアルバムのカヴァーである。フレディのダサスーツもリッキーのおっさんシャツも塗りつぶされ、ケイトが手にしているよく分からない何かと靴も手直しされて、すっかりアートなジャケットに。 → お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.06 21:57:43
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