カテゴリ:The B-52's
『Live At US Festival』 released on September 4, 2020
US Festival(アス・フェスティバル)は、Apple Inc.の共同設立者の一人であるスティーヴ・ウォズニアック(Steve Wozniak)が野外フェスをやろうと思いつき、私財を投じて開催したもので、82年と83年にカリフォルニア州サンバーナーディーノ(San Bernardino)で開催された。B'sが出演した82年は気温が42.5℃に達する中、9月3日~5日の3日間にわたって開催され、50万人を動員したものの1,200万ドルの損失を出したらしい。B'sは初日の9月3日に5番手で出演、同日のトリを務めたポリス(The Police)のスチュワート・コープランド(Stewart Copeland)曰く 「The B-52'sの演奏は間違いなく最高だった。観客の盛り上がりはその日一番さ」 その大盛り上がりのステージが丸々収録されたDVD『Live At US Festival』は、昨年9月に何故か唐突に発売された。パッケージのショボさに若干の不安を覚えつつも(5人が並んで歌っているのは、翌83年リリースの “Song for a Future Generation” だし)、38年の歳月を経て、まさか見ることが出来るとは夢にも思わなかったので、勿論即買い!画質・音質に問題はなく、何故だかリッキーがよく映っている。ここまでリッキーをひたすら映したライヴ映像はないんじゃないかな、っていうくらいにしっかりと映ってる!本当に買ってよかった~(T T) ライヴ映像の曲間に、このDVD用に収録されたと思われるフレッド、ケイト&シンディのお喋りが入っているのも嬉しい。リッキーについて触れているところは、おおよそこんな感じ。 (“Party Out of Bounds” の後に) ケイト「スティーヴ・ウォズニアックがどれほど画期的で驚くべきものであるかを本当に知らなかった。コンピューター時代の始まりで、コンピューターや電子技術のテントがあったの。私は入らなかったけど」 フレディ「僕も入らなかった」 ケイト「だけどリッキーは本当に、私が知っている中で最初にコンピューターを持っていて、彼は自分のコンピューターが大好きだった」 シンディ「とても素晴らしいわ」 フレディ「僕たちの曲の1つ、“Song for a Future Generation” で、彼は『僕はコンピューターとホットタマレスが好き』って言ってる」 ケイト「素晴らしかったわ。とても画期的で、以前のように、本当に時代を先取りしていたわ」 (さらに “Big Bird” の後にも) シンディ「リッキーはとても独創的で、ロックンロールの終わりがここにあると思っていた。彼はそれを引き裂いて、どうあるべきかを再構築しているようだった。そして彼は、私がそんな強烈さを見たことがないようなスタイルを見つけた。彼は汗のプールになって、注がれるようだった」 ケイト「彼はシャツを絞れたもの」 シンディ「彼はほんの数本の弦で、2つのギターサウンドをカバーしていた。私の夫(キース・ベネット)は当時ローディーで、リッキーのギターをチューニングしていたの。リッキーはいつも彼(キース)がすべてのギターをチューニングした後、ギターを手にとって1本の弦にちょっとだけ手を掛けた。彼はとっても風変わりだったけど、彼は自分が何をしているのかを知っていた」 相変わらずド下手な訳でホントにお恥ずかしいっす… そしてエンドロールの最後には、こう記されている。 「このフィルムは故リッキー・ウィルソンに捧げられています……あなたの情熱、エネルギー、そしてギター革新は永遠です」 (This film is dedicated to late Ricky Wilson……Your passion, energy and guitar innovations are eternal.) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.10 23:56:33
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