カテゴリ:Corey Feldman
前回『スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)』について書いた際に、テディ役を演じたコリー・フェルドマン(Corey Feldman)にちょこっと触れた。それまではリヴァー・フェニックス(River Phoenix)にばかり注目して観ていたが、改めて見返しているうちに今度はコリーが気になりだして、またしても今更ながら85年に公開された『グーニーズ(The Goonies)』も観てみた。
スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)が製作・監督を務めて大ヒットした82年公開の『E.T.』を当時は快く思っていなかったため、子役が活躍するスピルバーグ作品はどうも苦手だった。大人になってからたまたま『E.T.』をTVで見たが、純粋さなどとうに失い、濁りきった目で鑑賞したE.T.はあまりにショボく、全く感動出来なくなっていた。まぁ今回もそんなものだろうと期待せずに観てみたが、子供たちが可愛かったので楽しく見られた。だけどやっぱり10代にうちにスクリーンで観ておく作品だったなぁ…。Too Late For Regrets ! 落ちこぼれ少年団 “グーニーズ” がある日偶然、屋根裏で17世紀の古地図を発見。なんとそれは海賊ウィリーが隠した宝の地図だった!彼らは早速宝探しの大冒険に挑む――というストーリー。 “グーニーズ” のメンバーは、立ち退きを迫られているウォルシュ家の次男坊で、幼い頃から海賊伝説を聞き、冒険を夢見るマイキー、口達者でスペイン語が堪能なマウス、発明好きのデータに、太っちょで手にしたものは何でも壊してしまうチャンクの4人組。この4人組にマイキーの兄・ブランド、ブランドが想いを寄せているアンディ、アンディの友人・ステフも成り行きで加わり、7人は地図が示す廃墟となったレストランに忍び込むが、そこはギャングのフラテリ一家の隠れアジトであった…。 コリー演じるマウスはスペイン語が堪能ということで、地図に書かれているスペイン語を訳したり、マイキーの母が雇った家政婦(スペイン語しか離せない)にまるっきり嘘の通訳をしたりと、そこそこ見せ場があって嬉しい。ラストの、洞窟から脱出した子供たちがパトロール中の保安官に保護され、連絡を受けてやってきた家族と再会するシーンでは、子供たちの本当の家族が出演しているそうで、コリーを出迎えているのは彼のおばあちゃんだそうな。『スタンド・バイ・ミー』のメイキング・ドキュメンタリーで監督のロブ・ライナー(Rob Reiner)が、オーディションでテディの怒りを表現できたのは、実際に家庭が崩壊していたコリーだけだった――というようなことを話していたのをふと思い出した。だからおばあちゃんだったのかな…。 ステフを演じているマーサ・プリンプトン(Martha Plimpton)といえば、88年公開の『旅立ちの時(Running on Empty)』でリヴァーの相手役を演じ、実際にも一時お付き合いしていた女の子だ。マーサの14歳の誕生日にコリーは香水をプレゼントしたらしいが、まさか後にリヴァーのGFになろうとは。 シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)が歌った主題歌 “The Goonies 'R' Good Enough” のPVは、当時洋楽番組でしょっちゅう流れていた。PVはPart1、Part2の2部構成で、グーニーズの子供たち(アンディは除く)や、製作総指揮であるスピルバーグもちらりと登場していて、楽しくて微笑ましいPVであった。だけどシンディ自身はこの歌が嫌いだったらしい…。 The Goonies 'R' Good Enough (part1) - Cyndi Lauper The Goonies 'R' Good Enough (Part2) 昨年、80年代の映画のキャストがZoomで集う「Reunited Apart」というのをYouTubeでやっていて、初回がグーニーズであった。大人になったマイキー、マウス、チャンク(現在は何と弁護士に!)、データ(今は武術指導をしているそうな)、アンディ、ブランド、ステフ、それにフラテリ一家の長男と次男、更に製作・監督のリチャード・ドナー(Richard Donner)、脚本のクリス・コロンバス(Chris Columbus)、製作総指揮のスピルバーグ、主題歌を歌ったシンディも出演。悲しいかな、何を言っているのかほとんど分からなかったけど、皆さんお元気そうで何より♪ The Goonies Are Back!! | Reunited Apart with Josh Gad お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.13 22:30:19
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