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およそ2年ぶりの、なりきりDJ・楊です。今回書くにあたり過去記事タイトルを見返していて、Vol.55が抜けていることに気が付きました。何かの理由で削除したのか、ただボケていただけなのか…。当へっぽこブログは昭和時代の懐かしい音楽やTV番組等を綴る目的で十数年前に立ち上げたのですが、近年は著しい記憶力の衰えのため、すっかり目的から逸脱した只のカスブログに成り果てております。
先月あたりから突如コリー・フェルドマン(Corey Feldman)ブームに襲われてしまい、このところコリーが出演している作品のDVDをいくつかまとめ買いして見まくっております。子供時代は言うに及ばず、青年時代もこれまた可愛い♪ 71年生まれのコリーは僅か3歳にしてマクドナルドのCMに出演して以来、若くして100件以上のCMや50本のTVシリーズに登場し、また『グレムリン(Gremlins)』(84年)や『グーニーズ(The Goonies)』(85年)、『スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)』(86年)や『ロストボーイ(The Lost Boys)』(87年)といった大ヒット映画にも出演。この『ロストボーイ』で初共演した同い年のコリー・ハイム(Corey Haim)とは “The Two Coreys” と呼ばれ、80年代末から90年代半ばまでにWコリーの主演映画も数作ヒットしました。 しかし、ハリウッドの有名子役というのは悲劇的であることが多く、コリー・ハイムはハリウッドでの性的虐待のトラウマによるものなのか薬物中毒になり、38歳にして肺炎で世を去りました。 コリー・フェルドマンは子供の頃から家庭で虐待を受けており(子役の家庭崩壊率は高い)、ハイム同様に性的虐待やら薬物中毒やらで苦しんだようです。背負っている悲しみや苦しみを微塵も感じさせず(唯一、『スタンド・バイ・ミー』のテディ役ではその悲しみや怒りを演技に昇華させている)、映画の中ではキラキラと輝いて見えるのは流石としか言いようがありません。 数日前、2013年に出版されたコリーの自伝『Coreyography』をAmazon.でポチッたのですが、そこにはこのような宣伝文句が書かれていました。 “People always ask me about life after childhood stardom. What would I say to parents of children in the industry? My only advice, honestly, is to get these kids out of Hollywood and let them lead normal lives.” Corey Feldman google翻訳さん曰く「子供の頃のスターダムの後の人生について、人々はいつも私に尋ねます。業界の子供たちの両親に私は何を言いますか?私の唯一のアドバイスは、正直なところ、これらの子供たちをハリウッドから連れ出し、彼らに通常の生活を送らせることです」 先日から某YouTuber君の中学登校拒否宣言がネットの片隅で話題になっており、心あるYouTuberさんが登校を勧めていたり、子供の親を責めたりしたようですが、まぁやはり一般的な大人は学校に行くことの意義が経験上分かっているので、「この子は何と勿体無い、バカなことをしようとしているんだ!」と思ってしまうものです。子供時代にしか、学校でしか経験出来ないことはたくさんあり、どれも貴重な思い出になるというのに。 YouTuber君と同じ12歳の仲良し男子4人組の冒険物語である『スタンド・バイ・ミー』を誰かYouTuber君に見せてあげればいいのに…。嗚呼、だけど子供心には響かないだろうなぁ。でもってYouTuber君が大人になってこの作品を見る機会がもしあったとしても、おそらく全く共感出来ず、楽しめないでしょう。YouTuber君、彼の親、彼の周りの人達に、先程のコリーの言葉を届けたい。 YouTuber君とはスケールが段違いながらも、同じく子供時代から親や周りに搾取されて育った当人の言葉の持つ意味は重い。映画にはちっとも共感出来ないであろうYouTuber君も、コリーのこの言葉にはきっといつの日か大いに共感出来るのではないでしょうか。 ではここらで2曲御紹介します。学校ソングは結構好きな曲があるのですが、いずれもタイトルに “High School” と入っているので残念ながら今回は見送り。ラモーンズ(Ramones)の “Rock N' Roll High School” とか、ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)の “High School” とか…。 今回はニルバーナ(Nirvana)が89年にリリースした1stアルバム「ブリーチ(Bleach)」から “School”(といっても歌われているのはHigh School)、そしてヴァン・ヘイレン(Van Halen)の84年リリースの6thアルバム「1984」からの4枚目シングル “Hot for Teacher” です。ヴァン・ヘイレンのこの曲はPVが秀逸で、当時はMTVでガンガン流れておりました♪ School - Nirvana Hot for Teacher - Van Halen コリーは今なお俳優として…というよりアーティストとして頑張っており、彼の更なる活躍と幸せを心から願ってやまないのですが、アーティストとしてのコリーは正直、見ていられません。そこそこ歌もヒットした形跡はあるようなのですが、聴く勇気がありません。それは単に私が理解出来ないだけで、彼を貶めるつもりは毛頭ありません。今更ながら子供時代、青年時代の可愛いコリーに夢中なだけなのです。だけどちょっとイタい人だということはちゃんと認識しております。 近年のコリーに関する話題といえば、ハリウッドにおける子役の性的虐待関係ばかりのようで、本当に気の毒ですらあります。まぁこの件を訴えた当事者でもあるので、それも已む無しですが。親友のコリー・ハイムも、親交のあったマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)も世を去り、色々と思うところもあったのでしょう。どうかコリーに神のご加護があらんことを! 本日もお相手はDJ・楊でした~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.04.18 20:14:44
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