カテゴリ:テレビ・ラジオ番組
13年も前の08年4月に「学園ドラマ」という駄記事を書いた。好きな学園ドラマを3つ挙げようとしたもの、2つしか思い浮かばなかった――というショボいものだが、ぶっちぎりの第1位として挙げたのが「熱中時代」だった。
79年(昭和53年)10月から翌年3月まで放送され、最終回の視聴率は40%を記録したという大人気学園ドラマで、放送時の私は小学4年生だったこともあり、親しみと憧れを抱きつつ放送を毎週楽しみにしていた。 東京でエキストラやビル清掃のバイトをしていた北海道出身の24歳の青年・北野広大は、結婚退職した教師の後任で10月から若葉台小学校に赴任することになり、3年4組を受け持つ。数人の教師と共に校長宅に下宿しつつ、新米教師の広大は様々な問題に体当たりでぶつかっていく…というストーリー。 北野先生役の水谷 豊さんの独特な演技(というか喋り方)が当時は好きだった。先日、数十年ぶりに全話見たら、まぁクセがすごい!勿論、嫌いじゃないけども…(^^; 北野先生と同じく校長宅に下宿し、3年3組を受け持っている小糸先生を演じているのが志穂美悦子さん。北野先生とはお互いに意識はしているものの、最後まで心に秘めたままだった。この志穂美さんが非常にお綺麗で可愛い。後にご主人となる長渕 剛さんと共演した、86年放送のドラマ「親子ゲーム」も大好きだったが、この頃には役柄のせいもあるけど結構逞しかったような…。 若葉台小学校の校長役は船越英二さん。北野先生のよき理解者で、奥様の綾子さん(演じてらっしゃるのは草笛光子さん)とは時々犬語で話すという謎設定(飼っていた愛犬が亡くなっても癖が抜けずにいるとか)。そういえば船越さんって息子さん(船越英一郎さん)が結婚するときにエラく反対したそうで。英一郎さんもお父さんの言うことを素直に聞いていれば、あんな目に合わなかったのにね。元奥さん、TV画面を通した彼女しか知らないけど、それでもかなり前から何となく変な感じはしていたような…。 綾子さんの弟で、離婚して校長宅に下宿している中学の理科教師・八代先生役は山口 崇さん。山口さんといえば「大岡越前」の徳川吉宗役がハマり役で、何となく品があって好きだった。2代目司会者を務めた「クイズタイムショック」も毎週見てたし。 あと、近くのお巡りさん役の谷 隼人さんもいい味を出していた。学園ドラマって何故か必ずお巡りさんが出るよね。 子供の頃は俳優陣のことなど全く考えなかったけど、今見ると素晴らしい役者さんばかりで、どおりで大人気だった訳だと納得。子供たちもみんな頑張って演じている。 全26話の中で特に印象深い話は、授業参観で算数の問題が解けない子供に出来るまで時間をかけて付き合う話と、クラスで西遊記の劇をすることに決まった話だ。 学芸会で3年4組は西遊記の劇をすることになり、主役の孫悟空役には2人が立候補してしまう。残念ながら主役になれなかった上野くんは児童劇団に所属しており、これまでずっと主役を演じてきたため、他の役を拒否。とうとう誰もなり手のなかった馬の後足の役に決まってしまった。馬好きで自ら進んで馬の前足の役を演じることになった橋満くんは、放課後に一人で事前練習するほどの熱の入れよう。こっそり教室に残っていた上野くんはみんなが作った小道具を壊してしまう。たまたま忘れ物を取りに戻った橋満くんが壊れた小道具を見つけ、教頭先生から連絡を受けた北野先生も学校に駆けつけて二人で小道具を修理する。その様子を隠れて見ていた上野くん、反省して謝ろうとするが北野先生と橋満くんに温かく迎え入れられ、直った馬の小道具で二人は北野先生の「ぱっかぱっか ぱっかぱっか」の掛け声に合わせて馬の足の稽古をするのであった そして最終話、家庭の都合で北海道に帰らなくてはならなくなった北野先生は、3学期の終業式で児童一人ひとりに声を掛けながら通知表を手渡す。最後に黒板に「さようなら」と書き、みんなで何度も復唱して短かった教師生活に別れを告げる。このシーンはリアルタイムでだか再放送でだかは忘れたが、号泣しながら見た記憶があった。久々に見てみても、やはり涙腺決壊…(T T) で、翌月から半年間は「熱中時代・刑事編」が、80年7月~81年3月までは再び北野先生となって第2シーズンが放送されたのであった。 嗚呼、いい時代のいいドラマだったなぁ(^^) ぱっかぱっか ぱっかぱっか。脇に回ることも大事です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.31 01:30:23
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