2441621 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Pastime Paradise

Pastime Paradise

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2024.06.30
XML
不正療法』 ドクター・フィールグッド
MalpracticeDr. Feelgood (75)
 ブリティッシュ・ロック界に突如現れた大型グループ、よみがえるロックン・ロールのエネルギーをたたきつけた話題作!!
A面
 1. アイ・キャン・テル - I Can Tell
 2. ゴーイング・バック・ホーム - Going Back Home
 3. バック・イン・ザ・ナイト - Back in the Night
 4. アナザー・マン - Another Man
 5. ローリング・アンド・タンブリング - Rolling and Tumbling
 6. ドント・レット・ユア・ダディー・ノウ - Don't Let Your Daddy Know 
B面
 1. ワッチ・ユア・ステップ - Watch Your Step 
 2. ドント・ユー・ジャスト・ノウ・イット - Don't You Just Know It
 3. ライオット・イン・セル・ブロック No.9 - Riot in Cell Block No. 9
 4. ビコーズ・ユーアー・マイン - Because You're Mine
 5. ユー・シュドント・コール・ザ・ドクター - You Shouldn't Call the Doctor
 6. ルート66 - Route 66
 80年代に青春時代を過ごした私にはドクター・フィールグッド(Dr. Feelgood)というと、モトリー・クルー(Mötley Crüe)が89年にリリースして見事全米1位に輝いた5thアルバムタイトルが真っ先に思い浮かぶのだが、今回は71年に結成された英国のパブロック・バンドであるドクター・フィールグッドが75年にリリースした2ndアルバム「不正療法(Malpractice)」を取り上げたい。
 邦題界(?)ではこの「不正療法」と、翌76年にリリースされて初にして唯一の全英1位に輝いたライブアルバム「殺人病棟(Stupidity)」はそこそこ名の知られたアルバムタイトルではあるが、どちらも曲名が全て原題カタカナ表記なのが惜しい。
 “ドクター・フィールグッド” というのは快楽(Feelgood)先生(Dr.)ということで、薬物を過剰に処方する医者を指す俗語だそうな。なので邦題もちょっぴり医療系っぽくなっている。まぁこのアルバムの原題 “malpractice” は医療過誤だとか不正療法だとかの意味なのでそのままだけど、“Stupidity” は直訳すると愚かさや愚行といった意味なので「殺人病棟」という邦題のセンスは素晴らしい。
 この「不正療法」は元々11曲収録されているが、日本盤には “ルート66(Route 66)” が追加されている。何故かは知らないけど。

 パブロック(Pub rock)とは70年代に英国を中心に発生したロックの一ジャンルで、演奏場所が確保できないようなバンドが、シンプルな曲構成と演奏、労働者階級を意識した作詞を持ち味とし、パブで演奏し始めたのがパブロックのルーツだそうな。(Wikiさんより引用)
 ドクター・フィールグッドはR&B色の濃いパブロック・バンドといっていいのかな?大人の男性が好みそうな音楽ジャンルは普段聴くことがないので、正直よく分からないや ショック
 とはいえ、こういう機会に聴いてみるとなかなか渋くてよいなぁ…と素直に感じるようになった。インダストリアル系以外は何となく良さが分かりつつあるので、伊達に年齢を重ねていないと思いたい。

 このアルバムをリリースした頃のバンドメンバーは、リードvo、ハーモニカ&gのリー・ブリロー(Lee Brilleaux)、gのウィルコ・ジョンソン(Wilko Johnson)、bの “スパーコ(Sparko)” ことジョン・B・スパークス(John B. Sparks)にdsの “ザ・ビッグ・フィギュア(The Big Figure)” ことジョン・マーティン(John Martin)の4人。
 バンドは今でも活動中ではあるが、上記のオリジナルメンバー4名は誰一人残っていない。リー・ブリローは94年に41歳の若さでリンパ種により他界しており、ウィルコ・ジョンソンも22年に75歳で癌により亡くなったそうな。

 1曲目の “アイ・キャン・テル(I Can Tell)” からリー・ブリローの20代とは思えぬ迫力のヴォーカルといい、ウィルコ・ジョンソンのギターといい、なかなか格好いい。語彙力がなさすぎて上手く言葉に出来ないけど、ちょっと荒々しさもあってノリがいいので聴き飽きない。70年代のロックはストレートに心に響いてくる感じが、80年代の商業的で小洒落たロックに慣れ親しんだ身には却って新鮮でちょっとワクワクする。
 
 そんなドクター・フィールグッドに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ 
 バック・イン・ザ・ナイト
 ゴーイング・バック・ホーム
 ユー・シュドント・コール・ザ・ドクター





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.06.30 02:55:03
コメント(0) | コメントを書く
[懐かし邦題アルバム] カテゴリの最新記事


PR

Free Space

Recent Posts

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X