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テーマ:徒然日記(23259)
カテゴリ:仕事ゴト
前日リハーサルでこの日が本番。
4年前の12月に、神戸ファッションマート一帯で開催した『全国障害者芸術・文化祭』で統括プロデューサーの一員として関わり、昨年の第2回に引き続き、今年も舞台監督を務めさせてもらった。 全国大会の時に、住吉の稽古場まで伺い、お話を聴かせていただいたモダンバレエの藤田先生と久しぶりに再会する。 先生が手塩にかけて教えてられているのが彼女。 安田蓮美さん、ダウン症のダンサーです。 言葉で説明できん。 「百聞は一見にしかず」の通り。 彼女が発散するオーラというかエネルギーは相変わらず凄い。 神戸の中高生中心で結成されているダンスチームKOBE Doingは、今回も障害者ダンスチームSEVEN COLORSとコラボ。 昨年には、ボクがプロデュースしてる『24時間TV』神戸募金基地にも来ていただいた。 健常な若い子たちが、障害を持つ彼らと一緒に、励ましたり喜びあったりしながらダンスを覚えていく。ダンスを教えるのは健常な彼女たちかも知れんが、彼女たちも沢山のモノを得ていると感じる。 今津マンドリン&Jハープボランティア楽団は、中学障害児学級で手や指の機能回復練習でマンドリンや他の楽器を習った卒業生と、Jハープ(昔でいう「大正琴」ですな)を弾く保護者・教職員・地域のボランティアとの共演で出来た楽団。 自閉症のピアノソリスト、朝倉大輔さんは、前日のリハの時、付き添っておられるお父さんと少し話をした。 「自閉症は、今でこそ先天的な脳の“病気”とされていますが、昔は親の“しつけ”の所為とされていたんです。」 だから、ご紹介のコメントも全部お父さんが書かれます。一言一句間違ってほしくない訳なんです。 ある意味傲慢な態度も、実は息子さんや自分たちの事、ひいてはこの“病気”を持つ子、子を持つ親に対してものすごく真摯に考えておられる所以。 去年もこのステージでお逢いしました、クラウンパフォーマンス『土曜日の天使達』 バルーンアートやパントマイムを演じる姿は、全くボクらと遜色なし。 素敵です。 樽太鼓を演奏する虹の会工房は、心身障害者の小規模作業所のメンバーのチーム。 つまり、普段の作業の後や空き時間を使って、毎日練習して今日の本番に臨んでいる。 撥を下ろす真剣な姿に感動する。 全国に「ある」とは聞いていたが、実際に拝見したのは始めて。 人間の奇跡を感じたのは、聴覚障害の和太鼓集団「播州ろう者龍姫太鼓集団」鼓鼓呂の皆さん。 つまり、身体に響く太鼓の振動でみんなのリズムを合わせている。 圧巻です。 圧倒です。 今年の『24時間TV』の候補最有力です。 フィナーレは昨年同様、このイベントのテーマソングである“With You Smile”を、精神障害者の啓発コーラストライアングルと宝塚はなみずきコーアの皆さんの合同チームで、会場のお客さんも巻き込んでの大合唱! お疲れ様でした。 来年も逢いましょうね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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