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あんのういもやさいダイアリー

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2021.03.06
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カテゴリ:宇宙意識など


真実とは、人口過剰がすべての原因であり、最大の悪であるということ。
これこそが最も大きな悪である。その愚かさゆえに、地球上の人口を非常に急速に減少させるという措置だけが、利益と救済をもたらすということを理解していない。
つまり、世界人口が10億人を遥かに下回るところまで人類を削減すること。これだけである。
数年にわたる世界的な公的な管理による出産停止措置によって、これだけでも、地球とその多様な生命が存在し続けるということが可能となる。
自然界ではこの措置によって、植物、動物、生物、その他あらゆる属や種の生物など、毎年1,500以上の属や種の生命が、自然から完全に、そして永遠に絶滅するのを防ぐことができる。

このようなことが起こるのは、産業、企業、会社、毒物ですべてを破壊する農業、大規模な園芸市場、農薬を撒き散らす個人園芸業者やその他の害虫駆除の専門業者、「人類の利益」のためにあらゆる種類の除草剤やその他の殺虫剤を散布する行政など、あらゆる種類の策略を通じて、そしてまた、企業、会社、農場、個人などが大気や全地球を汚染し、森林や干ばつ地帯をも焼き払い、こうして、人間、動物、鳥、あらゆる生命が呼吸するための空気を汚染している。
さらに、地球の最後の埋蔵資源が採掘され、搾り取られている。これらは間もなく枯渇するだけでなく、資源の採取を続けることによって地球を弱体化させ、その結果、この惑星がもはや正常な軌道を維持できないほど、すでにダメージを受けている。

大気も、かなり汚染され、さらにその自然な機能が損なわれているため、気候が変化し、将来的には、地球人が到底制御できないような壊滅的な自然災害をもたらすでしょう。
それはすでに、自然全体と生態系全体がすでに破壊され、一部は再生が非常に困難なほど破壊され、あるいは永久に破壊され続けている。
地球人は、卑しい金銭欲と富の貪欲さのために、また、生活のため、自分の必要や欲望のため、そして贅沢品などのために策略をめぐらすことによって、地表からその内部の深いところに至るまで、地球全体を本当に奪い、破壊してしきた。
その結果、地球の貴重な資源はわずかしか残っていない。
多くの属や種の動物や生き物、その他の生命でさえ、悪徳なハンターやその他の人々によって、ためらいも容赦もなく撃ち殺され、絶滅させられてきた。そうすることによって狩猟動物の生息数を調整できると主張してきたし、今でもそう主張している。
しかしこれは、地球人の愚かな発想に過ぎない。というのは、自然の生き物、それも大自然の生き物の世界(あらゆるものが人間に押し流され、その上、自然やそのすべての生命の上に立とうとする人間がいる今日のどこに、そんなことをすることがあろうか?)、地球が誕生して以来、自然は自らを律してきた。
しかし人間は、存在するものすべてにおいて地球を完全に、めちゃくちゃにしてしまった。そして今や、残されている残りのものまで破壊しようとしており、それによって地球という惑星を完全に破壊し、すべてを消し去ろうとしている。

スファートと私は、この先、何が起こるかを見てきた。そして今、これまで見てきたことが実現し、地球がついに、無慈悲にも、無思慮にも破滅の道へと突き進む時が来ている。
なぜなら、水が略奪される時が近づいて来たから(湖、その他の水域、川、小川、海の底深くまで)。
しかし、すべての水中の生命は抵抗するでしょう。
大量に繁殖するという事実に加え、野生生物が人類に反旗を翻す時が来た。
陸生動物や野生動物などは、原生空間への人間の侵入からますます身を守り、侵入してきた人間を殺すようになるでしょう。
特に海においては、人間が水生動物や水生生物、その他多くの種類の水棲生物に襲われ、殺され、船さえも破壊され沈没させられるでしょう。
また、性パートナーを持たずに単独で過剰繁殖する海洋生物も出現するでしょう。
海洋生物は何百万という単位で増殖し、海域での人類の技術的成果を攻撃して、役に立たないものにするでしょう。
というのは、これまで知られていなかった未知のバクテリアやウイルスが、それぞれ海洋の深海や海底に生息し、その海底はかき回され、破壊され、地球人によってその資源を搾取することで人々に感染し、場合によって不治の病に多くの地球人は苦しむことになるでしょう。
その過程で海底が破壊され、大量の表層の氷がほぐれて海面に浮き上がり、メタンガスに汚染される。メタンガスは太陽の熱で発火して燃え、地表を荒廃させるだけでなく、森林に火を付けることさえある。さらに、このメタンガスは大気圏に突入し、気象に甚大な損害と悪影響を及ぼすことになるでしょう。

もしも、人々が次のようなことについて考えることができたなら(もしも、宗教的信念にしがみつかず、幻想的な考えを抱くのでもなく、本当に自分の頭で考えることが出来るなら)、そうすれば、本当の平和と呼ばれるものは、まったく違ったものに見えてくるでしょう。
このことは、古代の昔から民衆を扇動し、他の民族に対して敵対心を抱かせ、戦争を仕掛けようとしていたのは、党派的な支配者だけだということが認識されていたから。
自分の権力を乱用し、他国に対して敵対心を煽り、他の民族に対する憎悪と敵意を国民の大部分に吹き込み、その結果、憎しみの対象である他の民族を短期間あるいは長期間にわたって戦争で攻撃するのは、常に支配者であった。
そして、自分たちがコントロールできない他民族に戦争を仕掛けていた。このように、決して正当化されることのない戦争を引き起こすのは、いつも支配者たちであった。
古代の時代もそうであったように、戦争は決して正当化されるものではなく、憎しみ、死、殺人、過失致死、不正、破壊、苦しみ、困窮、悲惨、大量虐殺、そして最終的には病気や伝染病さえもたらすものであった。
古代の昔から、戦争を始めるのは決してその国の人々ではなく、女性であれ男性であれ、王、皇帝、独裁者、専制君主、宗派の首長、大統領などの主要な支配者であり、政府や宗派のその他の要素を教化する者であった。
教え込まれた結果、他の民族や他の信仰や宗派の人々に敵意や憎しみを抱くようになったこれらの人々は、すぐにその考えや暴力的な首謀者に同調するようになった。
その結果、これらの人々は暴力への道を自ら切り開くことになり、一旦それが開かれてしまえば、それは必然的に戦争へとつながってしまった。
これはもちろん、首謀者と同じ考えを持つすべての人たちによって、ためらうことなく賛同されるものであった。
確かにこれらは一部の人々に過ぎなかったが、原則的に、首謀者とともに吠え、彼らの感覚に従って行動を起こすのは大多数であった。つまりその感覚とは、教え込まれた敵意と憎悪からであり、その結果、殺人、過失致死、破壊などが躊躇なく行われたのだが、少数派だけはそれとは異なる平和的で理性的な精神を持ち、敵意や憎しみに染まることを許さなかった。

本当に緊急に必要なのは、地球の人々が自分自身で賢明な思考を養い始め、最終的には、「親愛なる神」がすでにすべてを規制するものではないことを理解し、そうして人間が望んでいた平和をもたらし、ついにはすべての戦争を終わらせ、二度と戦争を繰り返さないことである。
地球上の人間は、あらゆることを思い描き、そのすべてを指揮しているのは自分自身であり、そして、自分で神と名付け、無意味に崇拝しているのも自分自身なのだということを、最終的に把握し、理解することである。というのは、実際には神など存在せず、この空想上の姿は人間の想像上の創作にすぎないから。
宗教的に信じるのではなく、世俗的に信じるものでもなく、自立した思考を自ら育むことを学ぶことが、地球人には緊急に必要でしょう。そうして人間は、どの国や地域でも例外なく、実際に、自分の頭で物事を考えることを学ぶべきなのである。
国家は、国民の選挙によって統治者を任命する場合には、観察を前提に、ただし限られた期間のみとし、その際、共同で統治している者または国民に対する扇動的な傾向や、敵対心や憎悪などが生じれば、直ちに赦されることなく罷免するよう注意しなければならない。
しかし、それでも次のようなことが言える;
人は人生のあらゆること、自分の行動、他の人との付き合い、そして一般的なすべてにおいて中立であるべきだということが理解されていないとしたら、それは非常に残念なこと。

私の仕事というのは、世界中のどこでも、どの国でも、生涯を通じて、どのような状況でも、常に完全な中立性を保つことであり、そして人間としてのあらゆる習慣、あらゆる考え方を受け入れることである。
こうして私は、宗教、世俗、無神論者、自然愛好家にかかわらず、あらゆる種類の信仰を持つすべての人を充分な敬意をもって尊重し、そしてまた、宗教的であれ、世俗的であれ、どのような習慣や慣習であれ、中立的な立場で観察し、正しいか間違っているかについて「意見」を述べたり、それについて表現したりすることを自分に許さなかった。
どのような場合でも、意見を持つことは常に間違っている。そのような意見は常に仮定に基づくものであって、有効な真実のみに基づく絶対的な確信には決して基づかないから。
だからこそ、中立を貫くことで、例えば他国や他民族の習慣や伝統が尊重されなかったり、攻撃されたり、単に台無しにされたりすることを避けることができる。
しかしながら、中立的な立場に立つことができず、その結果、例えば、○○さんの習慣や宗教的・世俗的信条を受け入れることができない人は、声を大にして発言することを控えるべきであり、一般的な慣習などとは異なる行動をとる人は、ありのままを受け入れるべきである。
けれども、このことを好まない人は、自分のことについてよく考え、正しいことをし、他の人と正しく接するために、自分自身を「律する」よう努めるべきであり、その人はその人らしく、自分以外の誰のものでもなく、その人自身の習慣や伝統に従って、その人が正しく生きるようにするのである。

第855回会見抜粋



ビリー「知りたいのは、死亡と同時に何かおめでたいことが起きた場合に、君たちの慣習ではどのようにするだろうか。私が聞こうと思うのは、非常に親しく懇意にしていた人物が埋葬されるとき、同時に祝い事がある場合、例えば自分の家族、例えば自分の子供に、あるいはまた親戚に結婚や婚約がある場合、君たちはどう処理するかということ。
君たちプレヤール人は何を優先義務と見なすのかね、婚約や結婚か、それとも死んで埋葬される人物に最後の敬意を示すことかい?」

プター「君が優先義務と呼んでいるものは、我々の下では次のように理解されて慣習となっている。すなわち、第一に埋葬の際に君が思いやりを込めて表現したように、死者に最後の敬意と評価が示される。このことはどんな種類の祝い事にも優先する。たとえそのような祝い事が自分の家族で起きた場合でも、つまり埋葬と同じときに、例えば自分の子供の結婚がある場合でも。
両親または両親のどちらか一方がある人間と親密で誠実な友好関係にある場合も、その人が死んだら埋葬に参列して最後の敬意と評価を示すことが一番の義務で第一位であって、自分の子供や親戚の結婚という祝い事でさえ、等閑に付されることは言うまでもない。
君たちが慣習にしている婚約の祝宴というものは我々にはない。なぜなら、我々の下ではそのような行為は祝宴なしで事が進められるから。というのも、二人の人間が生活をともにすることを、後日、開かれたパーティーあるいは、法的に縁を結ぶために、あらかじめ計画してお互い協力するとしたら、それはもっと単純な方法で行われる。
我々のメンタリティーおよび風俗習慣に基づき、これはまた我々すべてのエラ民族に言えることだが、例外なくすべては私が、今説明したように処理されるよう、義務づけている。
誠実な友情で親しかったか非常に懇意にしていた人間が埋葬されることになったら、どんな場合にも彼に最後の敬意を示しその真価を評価する以外の行動形態はあってはならないし、またありえない。
したがってそのような状況で結婚式に出席することは、たとえそれが自分の家族もしくは自分の子や孫に起こる場合でもまったく考慮されない。
なぜなら本当に親しく良い友人関係にあった故人に対して最後の敬意と評価を示すのは絶対の義務だから。もしこの義務が果たされないとしたら、それはこのうえなく無礼で恥知らずなことである」。

ビリー「私もだいたいそのように理解している。というのは既に君の父親のスファートは私が子供の時分に、強く慕っていた父方の祖母が死んだとき、最後の敬意を示しに行かずに級友の小さい誕生祝いに行くことは私の義務と相容れないだろうと示唆した。
そのことは当時すでに私に非常に深い印象を与えた。だからこそ後年インドやパキスタン、トルコやギリシャ、イタリアもしくはシチリアやトラーパニでも、人々が自分の子供の結婚式に参列したとき、私はその行動を理解できた。2日前にもノコデミオンのメモリーバンクを探し回って実際にこの行動形態を示唆しているのを見つけ出した。したがって、すでに非常に古い時代にそのように振る舞われていた。
君が言ったことはスファートが私に強く勧めたことをよく考えると、次のことも理解できる。すなわち、故人に最後の敬意と評価を示すことが結婚祝いよりもはるかに重要なのは、故人に敬意を示しその真価を認めることができるのは、彼もしくは肉体がまだ埋葬されておらず、したがってその精気の振動がまだ存在していてなんらかの形で感じられる間だけだから。
その一方で、結婚式を挙げる人々には、したがって自分の子供をはじめとする家族、そしてまた親戚にも人生はまだ続き、それゆえこれから長い期間に敬意と評価を示すことができる」。

プター「このことは君が理解しているとおりに我々も理解している」。

ビリー「ここで君たちの国と民族に関することでひとつの質問がある。君たちのもとでは民族の混合についてどのように考えているのかね?
我々の場合それは数年来多くの国からやってくる庇護希望者や追放者、経済難民や犯罪者などによって世界中で起きている。
特にそのことは我々の地球では、とりわけスイス、ドイツ、フランス、オーストリア、イギリス、アメリカ合衆国、オーストラリア、カナダで生じている。
これらの先進工業国には数え切れない人間が流入しているから。ここで私が言っているのは、ここに挙げたすべての国々で求められている多種多様な職業の必要な専門家のことでない。
実施上は怪しげな庇護希望者や追放者、経済難民や犯罪者だけのことを言っている。もちろん先進工業国に流入する人間は全体として人口過剰も重要な役割を占めている。それははっきりしている。
だから民族はもはや入り混じった状況で共存できなくなり、たびたび婚約によって混合するが、それがまた健康や病気、政治や高まる生活不能などに関して新たな問題をもたらしている」。

プター「我々の民族は皆、自由と平和の民主主義に生きており、したがって地球で起きていることと比較することはできない。だからまさに我々エラにあるのと同じ条件を当てはめて、地球のすべての国と民族を平和にさせるには大変な努力が必要でしょう。
つまり独裁、敵対、専制政治、その他いかなる種類の強制による支配もなく、純粋に民主的な民族表決の当局があるだけである。どんな帝国や王国も、どんな共和国ももはや独裁として民主的に相応しくない。
というのはこれらの体制では、自分で決定できる権力者だけが暴力と強制をもって支配するから。これについて言わなければならないのは、スイスも本来の直接民主主義ではないということ。
というのは、すべての案件で唯一民族のみが決定するのではなく、もしくは君が一度言ったように民族が最初の発言権と最後の決定権を持つのではなく、いろいろな党がさまざまな見解を持っていようと、ある明確な事案でさまざまな利益を代表しようとも、特定の事柄は政府だけが決定する限り、それは直接民主主義とは言えず、部分民主主義としか言えない。このように述べたからと言って私はスイスの政治に介入する意図はなく、介入することはできないし、介入してはならない。
なぜなら、私はこの説明で、我々プレヤール人が直接民主主義で理解していることを、また我々がこのような形の直接民主主義をどのように運用しているかを明らかにしたにすぎない。これに加えて言えば、我々の惑星系はすべての国々と民族に普遍民主的な形態を要求する世界政府を持っており、民族および個々の人間に対しては絶対的な平和と自由が主調をなしていなければならず、互いに対して戦争やその他の敵対的な行動が起こされてはならないことを要求する。
さらに、エラ全体で財産と人の絶対的に自由な通行が保証されている。ただし、これに関しては植物相または動物相の種子、さらに植物自体、あるいはまた動物相の生命形態がある地域から別の地域に運ばれないように細心の注意が払われている。
残念ながら地球では、愚かで無分別なグローバル化によりこれと反対のことが行われ、それにより多くの害が発生しているが、これからさらにいろいろな災いが降りかかるでしょう。
また我々のエラでは人と製品に対する領土境界が全然なく、誰でも官吏などにチェックされずに行きたいところにはどこへでも自由に行くことができる。
さて、すべてが自由に開かれているにもかかわらず、どの国の領土も固有の領界を有しており、これは全統一的にすべての民族によって尊重されて侵害されることはない。世界政府と言ってもすべての国と民族はそれぞれの風俗習慣に従って自立的に統治しており、世界政府の規則は存在しない。
というのは世界政府が存在する唯一の理由は、惑星における平和と自由および立法に関する我々の世界価値システムが、他の惑星の政府と民族との交流に関して維持されるように取り計らうからである。
日常と生活に必要なすべてに関する通常立法および特別立法に関して、この立法はすべての国と民族にわたって統一的であり、例外なくすべての人間の絶対的人間性、正義および平等を目指している。そのために世界中で唯一の同文の立法と法律の適用が定められており、すべての人間に対して適用される。
それゆえ法律や条例は曲げることができない。
これは地球上のすべての国の立法に当てはまり、その一部は例えば拷問や死刑に関するように、重大な人間の犯罪性である。
我々の民族間の混合について言うと、ごく稀なケースで異なる民族の成員がお互いに契りを結ぶ場合にそのような形で現れるが、それは実際極めて稀である。通例として、個々の民族とその中で主流な民族集団は自分たちでまとまっており、それゆえ混合することも、彼らの風俗習慣が他の文化の影響によって変わることもない。これはすべての民族集団がそれぞれの健康状態と、それらのすべての特質を維持することに寄与しており、このことは病気があってもごく稀にしか発生しないことに役立っている。
この民族非混合は全体としてまた病気や疾病が伝播しないことや、ある民族が他の民族、すなわち他の民族や他の人種に関しても、財産、製品または言語などに関してもなんらかの面倒ごとに陥らないことに寄与している。
通常は民族の成員は自分たちでまとまっていて、(非常に稀な混合パートナーシップの場合のごく少数の例外を除いて)民族の混合も生じなければ、他の民族や家族や隣人などとの排外的および人種差別的な衝突も生じない。
そしてやはり極めて重要なのは、我々はいかなる宗教や教派も、さまざまな政党や党派も知らないという事実である。すべてのプレヤール・エラ種族は一様に、霊的指導者が教える創造・自然の法則と勧告のみに心を寄せている。
最後になお言わなければならない非常に重要なことは、我々のすべての民族では、それらの全文化的振る舞いに応じて、創造・自然の法則と勧告に一致することに関する立法の結果として、売春は存在しないという事実である。
民主的な民族表決に関しては、我々の下ではすべてが次のように規制されている。すなわち、すべての民族もしくはそれらの住民が情報技術によって世界政府の中心およびその時々の民族当局と結ばれている。
世界政府は一方ではそれ自身で、あるいはまた民族当局もしくは個々人の動議に基づいて動議および審議事項を策定し、これらを全住民の判定および選挙に委ねる。
これに関してすべての民族もしくはそれらの住民は、票決もしくは君がいつもいう投票の3時間前に、公共の場所の至るところと住宅に票決作業のために取り付けられている相応の装置の前に、1回もしくは数回の投票のためにある時間滞在することが求められる。
票決に付される事案はちょうど3時間後に、住民が投票装置の前で待機しているときに正式に公示される。
票決事項の公示(1回に1件のみ扱われる)は、すべての長所だけでなくすべての短所も挙げて詳しく説明する形で行われる。すべての肯定的な事実と否定的な事実が挙げられた後で初めて、提起された票決事項を熟考し熟慮する時間が始まる。そのための時間は約30分に決められており、その間に全住民は彼らの意見もしくはイエスまたはノーを電子的手段で伝えることができる。
これは言うまでもなく自動的に登録されて計数される。このようにして集団の影響力を生み出す目的で人々を大勢集めることができなくなっており、したがって投票者は全員自分たちの意見を表明しなければならない。
発生するあらゆる種類のすべての選挙事項は、世界政府および民族当局に人を送り込むことも含めてこのように扱われる。
さらに言っておかなければならないが、世界政府および当局は民主的な民族代表者にすぎず、それ以上でもそれ以下でもない。これらは法律と条令および種族の決議の遵守に関して、適切に配属された治安部隊と共に総監督を行うが、決して自己決定の権力は持たない。
なぜならすべての事案や事柄の決定は、ひとえに惑星または民族の住民の権利だからである。それゆえ世界政府および民族当局は、惑星または民族の住民によって決定されることと異なる行動を決してしてはならない」。

ビリー「ということは全体が一種のインターネットをベースにしているのだね?
しかし迅速な決断と迅速な行動を要する危機や非常事態が生じた場合はどのようにするのかい?」

プター「君の理解に従えば全体をそのように言うことができる。そして危機や非常事態が生じ、それが迅速な決断と迅速な行動を要したら、惑星全体の住民または当該民族のそれぞれ管轄の住民が、全員に向けた動員警報により票決装置に呼ばれる。
この場合は活動時間として1時間しか与えられない。規定により各人には意見を表明する権利があり、それらを傾聴ならびに論評して、そこから最終的に論理的な決定を導き出し、そして票決しなければならない。しかしながらそうした状況は極めて稀にしかない。だから、前回そのような動員があったのは20年前にさかのぼる」。

ビリー「しかしそのような動員のケースが発生したら、何かが決まるまでかなり時間がかかるのでは?」

プター「実際そのようなことは多くの時間を要するが、言ったとおり危機や非常事態は極めて稀なのである」。

ビリー「そのような状況では誰が全体を指揮・統率するのかね? また、そのような危機や非常事態は普通どんな種類のものだい?」

プター「それらは事柄に精通している霊的指導者によって実施され処理される。惑星に関する事実であれば世界政府および世界住民とも協働で行う。単に国レベルの事案であれば、当該の民族当局とそれぞれの住民に求められる。
危機や非常事態について言えば、これらは非常に多種である。例えばある民族またはプレヤール同盟の惑星全体の領域からそのようなことが要求されるならば、秩序の介入に関することがある。また例えば、宇宙からの危機が迫っている場合や自然災害などで、一つの民族、あるいは多くの民族または同盟の惑星全体の広範な支援活動もありうる」。

ビリー「そうすると本来エラに関して見れば、エラとその住民に関するよりも国外もしくは他の惑星の状況のほうが多いのだね?」

プター「そのとおりだよ。というのもエラでは人の記憶にある限り、自然現象についても住民についても危機や非常事態はもはや記録されていないから」。

ビリー「なんと素晴らしい。地球でもそうあって欲しいもの。だが君の言葉から正しく汲み取ったとしたら、少なくともプレヤール同盟の全員が君たちプレヤール人のように高度な発達段階にあるわけではないということになるが、間違っているかね?おそらく同盟にもあまり平和的ではなく問題を起こす民族がいるのではないかい?」

プター「君は間違っていない。というのは我々プレヤール人が同盟全体にわたりすべてを平和に保つことに尽力しているが、さまざまな同盟の民族は今なお悲しむべき争い、ひいては武装抗争を好んでいるから。それはごく稀とは言え、ときどき我々の介入を必要とする。
しかしながら我々のどんな介入も、何よりもまずプレヤールの全住民の同意によって承認されなければならない。その際に我々の民主的な票決方法が求めるように、賛成と反対について十分検討し比較考量される。
これに関する啓蒙活動は専門知識に基づいた霊的指導者と治安部隊が行うが、これらは相応の予見能力を持っており、講じられた措置を原因としてそこからどんな結果が生じるか事前に言うことができる」。

ビリー「もし多くの人々が発言したら、混乱は生じないかね?そのうえ全世界の住民がしゃしゃり出ると思うと・・・」。

プター「秩序が広く行き渡るように細心の注意が払われており、したがって節度が失われるようなことはない。どんな場合も思慮深く振る舞い発言するので長広舌は生まれない。個々人が何か言いたいことがある場合は、その異論なり寄稿なりが適切で理性に適っていれば中断されることはない。その場合のルールは、異議や説明や提案は短く的確に行い、可能性や必要な行動形態などを挙げること。
残念ながら延々と話したがる演説好きもいるが、そのような多弁は中断されて、何か述べることがある次の人に発言権が渡される。複数の人が一緒に話すことは許されないので、これに関して混乱はない。
こうして有益で、そして発生する危機または緊急問題に対処できる理性あふれる解決が生まれて票決に達するまでに数時間、それどころか2日間または場合によっては数日かかることがある」。

ビリー「我々の下では、話は長いが中身は短いと言う。長々と話しながら全く実のあることを言わないというのは、残念ながら我々の地球でも政治の世界にある。それは我々のグループにおいても繰り返し見られること。我々の下でもすべてが完璧なわけではないから。少なからぬ人間が話したがる。だがその問題が、我々の若干のグループメンバーや政治家や我々、地球上の各民族の人々の間だけでなく、君たちの住民にも見られるというのを聞くのは面白い。
ただ私の理解が正しければ、君たちの場合は私が思うに票決や動員や行動に関する話し合いなのであって、そのような場合には機会は演説好きにではなく、理性的な言葉や説明、行動要求や態度にだけ与えられるのでしょう」。

プター「そのとおり。どんな長広舌もストップされ、発生する問題はどんな種類のものでも迅速、適切、効率的に処理されて解決に導かれなければならない。君がよく言うように、何事も延期されてはならない。さらに君が言うのは正しく、長い演説はしばしば意味をあまり、あるいは全く生まず、際限のない不毛な議論を招くだけである。
それによって、明瞭さと価値ある決定よりもはるかに多くの不明な点が生じる。なぜなら、実効的な解決が見出されないから。適切で正しい決断は、簡潔で的確な、したがって誤解の余地のない明瞭な、理性を伝える言葉によってのみ成立する」。

ビリー「私も同じ意見だ。私が正しく理解したとしたら、君たちの民主主義は全体としてスイスのグラールス州とアッペンツェル州にまだある民主的な州民集会に似たものだと理解して良いだろう。しかしながら投票に関して事前にある事案についてプロパガンダもしくは宣伝をしてはならないという点は今言ったスイスの州民集会とは違っている。
君たちの場合は集団の影響力が生じることがないように、また君が言ったように人々の糾合が起こり得ないようにするために、選挙事項は選挙の直前に公にされる。そして選挙のための時間が30分しかなく、各人は事実上自分自身と自分の意見にだけ向けられるので、民族全体または党派の選挙運動は起こり得ない。そうすることによって党制度や党独裁も起こり得ないが、それは公正で適切で民主的だと思う」。

プター「そのとおり。我々はこのように直接民主主義を運用している。それはあらゆる点で、全惑星の住民が票決により判定し、正しいと見なさなければ、世界政府も国とその民族の当局も何かを自ら決議をして命令を発布してはならないと定めている。
すでに説明したように、すべての国々もしくはその住民は、全民族に一様に関係するその他すべての事柄に関しても、惑星全体で有効な統一的立法と決定権限を持っている。
ある民族の中で当局が選ばれたら、これはもちろん当該民族もしくはその住民だけに該当するが、票決手順は惑星全体の票決が行われるのと同じである」。

ビリー「つまり、民族当局または世界政府に誰が属するかも民族だけが決められるのだね?」

プター「実際そうだ。この点でもそのような手順だけが直接民主主義に適っているから」。

ビリー「よく分かった。ではもうひとつ、人間のトラウマ経験について質問がある。君の父のスファートがトラウマ経験は遺伝子に影響して、遺伝子を事実上プログラムし、それによってそのような経験が子孫に遺伝すると言ったことがある。これについて何か言ってもらえないかい?」

プター「私の父が言ったことは、実際にそのとおり。トラウマ経験は思考と感情、したがってまた心にも負担を与える。これら3つの因子が遺伝子に影響して、君が言うようにプログラムする。この場合、遺伝子に関して次のことが理解されなければならない。すなわち遺伝子はDNS上の一部であり、遺伝子はまとまって一つの単位をなす複数の塩基である。
遺伝子はRNSを生成するための基本情報を含んでおり、これはDNSの生成予定部分に相当する。遺伝子はまた髪の色など特定の機能を受け持つので特徴素因と呼ぶこともできる。一個の遺伝子は、まさに遺伝情報を担っているので遺伝要因である。
したがって遺伝子の働きによって、いったんその中に保存された情報は世代から世代へと伝えられ、もしくはいったん遺伝子の中に固定された特徴は遺伝によって子孫に発現し、もしくは伝達される。
その際にDNSもある役割を果たす。というのは、DNSは本来の遺伝物質だからであり、遺伝子やプラスミドもこの物質から構成されているから。この場合、遺伝子は特定のタンパク分子に対するコードが与えられているDNSの部分である。プラセミドはDNSのセグメントであり、これは環状に閉じており複数の遺伝子を包含できる。
さて思考と感情、心と肉体的因子により遺伝子中に沈殿するトラウマ経験および体験の遺伝に関して言うと、これは数多くの世代にわたって遺伝され、長い目で見れば子からその子、さらにその子というように影響を与える。
ストレス症候群や恐怖症、さらには習慣や個性、振る舞い方や身体の姿勢および動きなども同様に遺伝による因子であり、悟性や理性や知性もそう。この場合、すべてのものは肯定的なことにおいても否定的なことにおいてもありうる」。
第582回会見





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最終更新日  2023.08.05 10:29:08


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